第7話

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2024/08/16 11:30 更新













およそ3時間、
40kmほど走っただろうか。

走っても走っても終わりは見えてこない。
周りの人たちは少しきつそうに息が上がっている様子だ。


あなた
これいつまでなのー、
あなた
飽きた、、

キルア
我儘言うんじゃねーよ

疲れているわけではないが
この単調な遊びのようなものにただ単に飽きている私がいる。


あなた
あれ、レオリオは、

そう重い後ろを振り向くと、汗だくで今にも倒れそうなレオリオがいた。

あなた
大丈夫?

レオリオ
クソ、ッ
私が声をかけた瞬間、レオリオは魂が抜けたように膝から崩れ落ちた。

あなた
!!
ゴン
レオリオ!

その様子にすぐさまゴンが駆け寄る。
その光景を見たキルアは呆れたように口を開く。
キルア
遊びじゃないんだぜ
キルア
ほっとけよゴン

その眼差しは驚いたような、
珍しいものを見るかのような目だ。
それほど鍛えられているのだろうか。

けれどゴンはそこから動こうとはしなかった。
レオリオ
ハっ、ハっ、ハっ…

息の切れたレオリオを待つかのように動かない。
まるで、信じていると言っているように。

レオリオ
……ざけんなよ、

レオリオ
絶対ハンターになったるんじゃーー!!!
レオリオ
クソッタレがよッ!!!!!
その期待に応えるかのようにレオリオは持っていたバッグを捨てもう一度走り出した。
あなた
おぉ!

その光景をまたゴンは持っていた釣竿でレオリオのバッグを釣り上げる。
すごい。こんな使い方もできるのか。


キルア
かっこいー
キルア
あとでオレにもやらせてよ
ゴン
スケボーかしてくれたらね!

ニコッと笑うゴン。
こういう社会の闇を知らないような純粋な少年が、将来立派なハンターになるようなものだ。

そう思いながら、私たちはまた走り始めた。












































80km地点通過。

そろそろ脱落者も出たところだろうか。
私とキルア、そしてゴンは先頭のサトツさんの後を追っていた。






あなた
うげ、
その先に見えたのは、長々と続いた階段。
急な坂のような構造になっており、まるで終わりがないと告げるような階段だ。

キルア
もー疲れたのかよ笑
にやにやとした顔で聞いてくるキルア。
あなた
疲れてないしー!!

キルア
今ならおぶってやってもいーぜ

あなた
やだよ恥ずかしい、
キルア
素直じゃねーの〜

素直ですけど。
年下におぶられるとか恥ずかしすぎて一生の恥だよ。

ゴン
まぁまぁ2人とも、

横にいたゴンが私たちを宥めるように話しかける。
あなた
ゴン結構体力あるね

ゴン
あなたこそ

あなた
ゴンたちまだ12じゃん、

キルアもゴンも12にしては末恐ろしいくらいの身体能力、精神力だ。

キルアに関しては、もう言うこともないだろう。


あなた
、あ、クラピカ達は?

その場の雰囲気に乗り、
気になったことを聞いてみる。

キルア
んー、まだ後ろだろ
予想外にも口を開いたのは不貞腐れてるキルア。

あなた
ん、?なんかキルア怒ってる?笑

キルア
、怒ってねーよ

走りながらもキルアのほっぺをつん、とつく。
キルア
ばっ、なにすんだよ!?

あなた
えへ、かわいーなぁ、って

キルア
可愛くねぇよ!!
こういうところは幼さを感じる。
まだ12歳、何も知らない、
いや、知ってはいけない。知らなくていいんだ。

































キルアのまだ幼い体の中に渦巻いてる大きな闇。
12歳が背負うには大きすぎるんだよ、キルア。



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