第10話

10話
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2024/02/03 09:00


仮眠室(前回の続き)
宵崎奏
決めました
プレゼントマイク
決めたって…何を?
宵崎奏
…私は、主にエンデヴァーさんに理解してもらうためにこのことを話しました
宵崎奏
貴方は、どうやっても澪音の父親だから
宵崎奏
でも、今話したことを、だからなんだ、で済ませるような人に、澪音は帰せない
宵崎奏
これ以上澪音のことを失いたくない
宵崎奏
貴方に期待した私が馬鹿でした
プレゼントマイク
なっ!
イレイザーヘッド
まさか…
宵崎奏
貴方たちに何と言われようと、何をされようと
宵崎奏
私は澪音から離れない
宵崎奏
私は貴方を信じない
宵崎奏
ううん、私だけじゃない
宵崎奏
絵名も瑞希も、まふゆも
宵崎奏
ミクやリン、レン、ルカ、MEIKO、KAITOもきっと
宵崎奏
こんななら…澪音の帰る家がこんななら、私は澪音を連れ戻しません
宵崎奏
澪音が余計に分からなくなる
宵崎奏
澪音が余計に壊れる
エンデヴァー
……ふんっ
エンデヴァー
馬鹿馬鹿しい、失礼する!


ガラッ ピシャッ
(エンデヴァー退室)
轟焦凍
……俺も行く

ガラッ ピシャッ
(焦凍退室)
イレイザーヘッド
………
プレゼントマイク
………
宵崎奏
………
プレゼントマイク
……なぁ、宵崎
宵崎奏
…なんですか?
プレゼントマイク
轟妹と、連絡は取れないか?
宵崎奏
…なんでですか?
プレゼントマイク
…今の話を聞いて無理に連れ戻す気はない
プレゼントマイク
けど、少しでもいい、話せないか?
プレゼントマイク
本人が嫌がってるならいいが……
宵崎奏
分かりました、やるだけやってみます

ピッピッピッ
プルルルルルルッ プルルルルルルッ (電話中)

※実際にできるかは知らないです!
 ごめんなさい、ご都合展開です

澪音
『…もしもし、奏?』
澪音
『どうしたの、今は学校じゃ…?』
宵崎奏
ごめん、大体のこと話した
澪音
『…そう』
イレイザーヘッド
(あまり関わってないが…かなり声の感じが違うような…)
プレゼントマイク
(こんなに暗い声だったか?)
宵崎奏
分かってもらえるって思ってたんだけど、ダメだった
宵崎奏
ごめんね…
澪音
『いいよ、奏のせいじゃないし』
宵崎奏
…ねぇ
澪音
『何?』
宵崎奏
先生…相澤先生と山田先生が話したいって
澪音
『……』
宵崎奏
電話で話すか、セカイに連れて行くか、話さないか…どれが良い?
澪音
『……どれでもいいよ、私は』
澪音
『好きにして』
宵崎奏
分かった
宵崎奏
先生に聞いてみるから待ってて
澪音
『ん、分かった』


宵崎奏
どうしますか、先生
宵崎奏
澪音はどっちでも良いと
プレゼントマイク
なら…
イレイザーヘッド
できたらあって話したい
イレイザーヘッド
朝比奈もそっちにいるんだろ?
宵崎奏
…分かりました


宵崎奏
もしもし
澪音
『何て?』
宵崎奏
できたらあって話したいって
宵崎奏
まふゆにも聞いてくれない?
澪音
『もう聞いた、どっちでも良いって』
宵崎奏
分かった、連れてくね
澪音
『…ん、待ってる』

ツーツーツー(電話終わった)
宵崎奏
先生たちをセカイに連れていきます
宵崎奏
私はまふゆのセカイからじゃないと行けないので、私に触れててください
イレイザーヘッド
……分かった(女子高生相手にどこを触ればいいかわからなかった人)
プレゼントマイク
おう!(そんなこと一切考えていない人)
宵崎奏
行きますよ(全然気にしてない人)


シャララララ

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