<悠生side>
俺の表情がおかしかったのか笑っている上野と佐古田。
何笑ってんだよ。
坂下はそう言って、小さく笑う。
その横顔が、寂しそうに見えたのは気のせいだろうか。
<あなたside>
めんどくさいクレーマーの客と対面している私。
何だこの人、そんなこと言うならこの店に来るなよ。
私はここをバイト先に選んだ理由は、特にない。
強いて言うなら、オムライスが美味しいから。
"バシャッ"
考えごとをしていたから避けられなかった。
先程のお客様がコップに入った水を私にかけてきた。
お陰でびしょびしょだ。
掃除面倒だな……。
今日は疲れた。
なんだあのクレーム客。
対応自体は怒られなかったけど、気疲れはした。
急に声を掛けられ、振り向くと。
そこには彰人先輩と八坂くんがいた












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。