<真優side>
どうして、私はこんなにも醜いのだろう。
その答えが出ることは、一生ないと思っていた。
否、それは現実を見ていなかっただけなのかもしれない。
君の好きな人は、私じゃないことくらい分かる。
だから、言わないといけないのに。
出てきたのは、そんな…なんの変哲もない質問だった。
私は、言わなきゃいけないのに。
言わなくちゃ、ほら言葉にして。
でも、私はそんなに強くないから。
否、そんなモノは言い訳にしか過ぎない。
<公園>
私、君にずっと言えなかったことがあるの。
彰人くんの優しい笑顔が好き。
好きな人を見つめてる横顔が好き。
青柳くんと話している時の顔も好き。
優しくて、かっこよくて、誰よりも努力している君が
━━━━━━━━━━━誰にも負けないくらい好き。
この恋は、多分実らない
頭では分かっていた。
だけど、心がそれを認めたくなかった。
だから、悪あがきをした。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
好きな人ほど、目で追ってしまう。
好きな人が嬉しそうだと自分も嬉しい。
好きな人が悲しそうだと自分も悲しい。
好きな人が怒っていると私も怒りたくなる。
…相手の行動に一喜一憂してしまうのは、恋…なんだ。
初めてだったの。
こんなに、好きだと思ったのは。
だけどね、報われないこともほぼ同時に分かったの。
あなた達2人は……
きっと、切っても切り離せない赤い糸で繋がっている。
私は彰人くんが好き。
そして、真霜あなたちゃんも好き。
だから、幸せになってほしい。
2人には、付き合ってほしいから。
私は君のことを応援するよ。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。