私はその夜、
屋上にいた。
うん、やっぱり綺麗。
「こんにちは神崎さん」
「あ、黒子と火神だーやっほー」
「どうも…」
こんな時間にいるのは不思議だけど
2人も、空を見上げていた。
「私さ、幸せなんだよね」
なんとなくそんなことを呟いていた。
「…?はい」
「いきなりどうしたんだ?です」
火神の敬語苦手はほんとに面白いw
「私もね霧崎バスケの噂は耳にしてた。誠凛のあなた達の先輩さんの試合も見てた(アニメ越しだけど)、ほんの少しね、不安はあったの(私いい子ちゃんに思われるかね)。でもさ、彼らって案外みんな優しすぎるんだよねw」
そういうと複雑な顔をしていた。
まぁそうだよね、複雑よね。
「花宮はツンデレやからな〜素直やないし、それでもそう思えるちゅうことは、花宮のことごっつぅわかってるなぁ〜」
今吉さんまできた。
「でも、これだけは言えます。神崎さんが彼らを思うように、彼らも神崎さんを大切に思ってます。」
「お前が倒れた時、猫被りもなくなって慌ててたもんな」
「ですね」
…花宮の猫被りはほんとに完璧。
それが崩れるのは今吉さんの前だけだと思ってた。
うれしいな…w
「自分は、花宮に、霧崎レギュラーの人らに自分が思ってるより愛されてるんやwだから、あんま負い目なんて感じんくてええんや。むしろもっと頼って相談してあげた方がええと思うんや。」
今吉さんなんか、優しい。
すごく優しい。
もっと性格悪いはずなのに…
「ワシは性格ええで?」
「あ、やっぱり妖怪」
「ワシの方が年上やで?あと妖怪は違うで?」
「はーいすいませーん」
そういうと、めちゃくちゃ満面の笑みで微笑んできた。
うん、それはそれで怖い
「はい、誠に申し訳ございませんでした」
「許したる」
私がわーいわーいってしながら
「ありがとう、黒子と火神。そして、今吉さんもいつもありがとうございます。明日の練習試合はいい試合にしましょうね。本番で潰したいので明日はラフプレーはなしで、私が入るので、戦えるの楽しみにしてます」
私はそう一礼してさった。
明日の作戦会議…しなきゃな。
そう思いながらみんなのいる部屋へと向かった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。