第26話

Secret
23,655
2022/03/21 06:25





濃密な空気を纏わせて下腹部を弄まさぐろうとするヨンホの手を、テヒョンはそっと制止する。





テヒョン
テヒョン
     ほ ~ ら  、ダメですよ     
テヒョン
テヒョン
     飛行機乗り遅れちゃうでしょ    ?    
テヒョン
テヒョン
     触るのは帰ってきてからです   。     
テヒョン
テヒョン
     ね  ?     
ヨンホ‌ ‌
     で  ...   でも  ~     
ヨンホ‌ ‌
     もうちょっとテヒョンアを     
堪能させてよ 。
テヒョン
テヒョン
     ふふ    ...    
テヒョン
テヒョン
     そんなの帰ったら好きなだけ     
してくれていいんですよ っ
テヒョン
テヒョン
     だから今は  、 だ  ~  め     
ヨンホ‌ ‌
     っ  ...    
ヨンホ‌ ‌
     全く   ...
一体どこでそんな事覚えてきたの




テヒョンの制止にヨンホは困った顔をしながらも渋々手を離すと、キャリーケースを引いて出て行った。





テヒョン
テヒョン
     忘れ物はないよね    ?     
テヒョン
テヒョン
     行ってらっしゃい     
ヨンホ‌ ‌
     ああ   、行ってくるよ     




夫が出ていくのを見送ると、テヒョンはドアを閉める




よし 、行ったかな 。





テヒョン
テヒョン
     かわいい服着て     
お洒落しないと っ ...




こんなエプロン姿じゃ 、あの子興味なくしちゃうかも



玄関からUターンして向かったクローゼットの部屋で、テヒョンは1人思い詰める




テヒョン
テヒョン
     下着はどの色が好きなのかな    ...    
テヒョン
テヒョン
     ん  ~  ...   このお気に入りのにしよ     


数十分試着しながら悩んだ末 、今日は有名なブランドの新作が選抜された




テヒョン
テヒョン
     この色味かわいい    ...     


というか 、今日のおれ盛れてる気がする



テヒョン
テヒョン
     よし  、準備できた   っ     




髪やら服装やらの身支度を整えたテヒョンは、



いつもより軽いステップで家の扉の鍵を閉めた




テヒョン
テヒョン
     うぅ  ...  何だか緊張する     





向かったのは歩いて数歩の隣の部屋 。







「 チョン 」と書かれた表札の横にあるインターホンを押すと直ぐに扉が開く









身長の高いスーツ姿の男がテヒョンを一瞥した。



ジョングク
ジョングク
     旦那さんは出かけたの  ?     
テヒョン
テヒョン
     じょんぐが   っ   !     









続く




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