俺は"優等生"だった
幼い時から優遇されてた
俺の両親はどちらも医者だった
でも俺はそんな両親を誇らしく思ってた
あの日が来るまでは
小学6年の夏
母から突然言われた
最初は戸惑ったが
圧に負け俺は頷いた
そこからは地獄の日々だった
勉強、勉強、勉強、勉強、勉強
学校でも家でも塾でも
勉強、勉強、勉強、勉強、勉強
俺は無事に私立中に行けた
両親から歓喜を浴びた
さすが"やれると思ってた"と
俺は……その分楽しみが減った
学生特権の事が出来なかった
ただただ勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強勉強
くらくらし死にそうだった時
君は……君だけが手を引いてくれた
彼は狐の耳をしていることから嫌われていたらしい
いじめも受けていたと
俺は最大限彼の友達として寄り添っていた
彼と会うと
暖かい気持ちが湧き上がってく
俺の……一日の楽しみになっていった
あの日が来るまでは
そう親に伝えられた
海外に行ったらどぬくさんとはもう会えない
でも……親に従うしかなかった……
バイバイ……
今まで仲良くしてもらってありがとう
現在
高校生になり俺は親と絶縁し
1人暮しをした
高校2年になり
後輩ができた時
俺は目を疑った
また大切な"友人"と再開できました













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。