第33話

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2022/03/08 22:00 更新
高橋恭平
お、来たやん
大橋和也
あっ、おーい!!
西畑大吾
はっすん、ここ公共の場やで



待ち合わせとなっている公園では,すでに六人が待機していた。


オーラだけでも目立つ彼らを、通る人皆が見ていく。



長尾謙杜
お待たせー………って、みっちーあれ誰?彼女?
高橋恭平
他人。逆ナンされて困っとるんよ。でも俺らが助けに入ったとして巻き込まれるだけやろ
大橋和也
まぁ俺らカッケェし
大西流星
やめろやめろ



私たちとは少し離れたところで女の人に話しかけられている浴衣姿の道枝くん。


ペコペコお辞儀をして、上手に出るのは苦手なようだ。



(なまえ)
あなた
…………電話をしてみますか
藤原丈一郎
電話?
(なまえ)
あなた
はい。………あの、私がこれからする事はすぐに忘れてくださいね


そう言って、スマホを開いて彼の電話番号をタップする。


彼はスマホの振動に気付いたようで、女の人に断りを入れてカバンの中のスマホを取り出す。


道枝駿佑
先輩、どうしました?
(なまえ)
あなた
あっ、駿くん!もーっ、私待ってるのに、全然来ないもん!
早く来て!近くにいるから!


それだけ言うと、私はブチッと電話を切った。


羞恥心で顔が赤くなっている気がする。あー、助けてくれ。



電話越しの私の声は女の人にも届いたようで、彼女は逃げるように去っていく。


道枝くんはそれを見届けると、走って皆の方にやってきた。慌てすぎてずっこけそうになってるぞ。




道枝駿佑
先輩、ありがとうございます
高橋恭平
あなたさんめっちゃかわええやーん!!
大西流星
ぶりっ子ポーズって役作り?なぁ、もっかい!!
(なまえ)
あなた
や、やめて。もうこんなこと一生しないし。お腹すいたし行こ
道枝駿佑
待って

先に歩いて行こうとした私の腕を道枝くんが掴む。


心臓が速く動き始めた気がした。


道枝駿佑
あなた先輩だけじゃ危ないし……一緒に行動しないと
(なまえ)
あなた
………別に危なくない
大西流星
危ないやろ。そんな可愛い格好しとったらナンパされるわ
高橋恭平
一歩間違えたら食われるで
(なまえ)
あなた
いや……ここいっぱい食べ物あるから、私は食べられることは無いと思う
藤原丈一郎
…………そんなんやから大橋にあんなんされるんやで
大橋和也
ウッ、傷がっ………


わざとらしく苦しそうな演技をする大橋先輩にチョップ。


大橋和也
うぇ!?!?こんなんメンズ校以来や!!
大西流星
僕からもします?
大橋和也
いや、あれガチで痛いねん





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