第3話

#1 . アブノーマル
3,110
2023/10/28 12:18
ー放課後ー

ーNo sideー
ナベリウス・カルエゴ
__以上で解散だ
ナベリウス・カルエゴ
だが…
ナベリウス・カルエゴ
あなたの名字は後で職員室に来るようにッ”!!

ここ数日、ナベリウス・カルエゴは疲弊しきっていた

以前よりも溜息は多くなり、顔色も悪い

その原因こそ…
あなた
え…私なんかした…?()

この女悪魔

あなたの名字 あなたの下の名前の所為である__
シャックス・リード
お疲れ〜
ウァラク・クララ
あなたの下の名前ちファイトォ〜!
アンドロ・M・ジャズ
まあ、あんだけ授業抜け出してバイト行ってたらな〜w
あなた
う”…

そう、あなたの下の名前は様々な方法で授業を抜け出し、

バイトへと先急いでいるのだ

そんな彼女のあだ名こそ…
シャックス・リード
「バイト嬢」は本日も健在だね〜

「バイト嬢」である
あなた
行ってきまぁ〜す…
all
行ってらっしゃい👋
ー職員室ー
あなた
し、失礼します…
あなた
カルエゴ先生は…

あなたの下の名前は青白い顔で職員室へと出向いた
ナベリウス・カルエゴ
来たか…みっちり説教してやるからな…?

カルエゴはそう言って、

あなたの下の名前を嘲笑うかのような形で見下ろした
教師陣
(お気の毒に…())

教師陣から哀れみの目を向けられているあなたの下の名前であった
ナベリウス・カルエゴ
学校への無断欠席、
ナベリウス・カルエゴ
授業中の逃亡及び授業妨害、
ナベリウス・カルエゴ
深夜の学校立ち入り、
ナベリウス・カルエゴ
起こした事件は数知れず
ナベリウス・カルエゴ
…貴様、舐めてるのか…?

カルエゴは、自分の背後にケルベロスを出現させた
あなた
ひッ…

しかし、これ程までに説教を喰らっている彼女の脳内は、

「バイトに遅刻する」の一点張りであった

そんな彼女の心情を察したのか、
ダンダリオン・ダリ
まぁまぁまぁ、今日は此処らへんで終わりにしましょうよ!

ダリが2人の間に割って入った
ナベリウス・カルエゴ
チッ…

カルエゴは軽く舌打ちをし、
ナベリウス・カルエゴ
今日はこれくらいにしといてやる

そう言い、長き説教は幕を閉じたのであった__
ーバイト中ー

ーあなたの下の名前sideー

私は配達先の家の前に立ち、インターホンを押した

すると、中からヒトが出てきた
mob
おせぇんだよ

そう言って、さっきまで呑んでたであろう酒の缶を投げつけられた
あなた
…善処します
mob
チッ
あなた
…またのご注文を〜

ー???ー

此処まで来たらバレないだろう
あなた
スゥゥゥ…
あなた
まじでなんなのーーーッ!?!?
あなた
バイト先の上司はパワハラセクハラやばいしさぁーーー!!!
あなた
客の態度は悪いしさぁーーー!?
あなた
何が「お客様は神様」だよーーー!!!??

私は此処ぞとばかりに叫んだ
あなた
…次で今日最後の配達か

待たせたらまた怒られるかも

早く行こう
ー???ー
あなた
うわぁ…

今日で最後の配達先へと出向いたのはいいんだけど…

デカくね!?!?

どんだけ金持ちなの…

そんな事を思いながら、私の前に聳え立つ豪邸のインターホンを押した
あなた
ピザの配達に参りましたー!
???
《はーい!》

「エントランスまで来て頂けませんか?」

と言われたので、エントランスへ入る

そこもすげぇ豪華だった

すると、エントランスのエレベーターを降りて、

此方へ向かってくる人影が1人
???
ピ〜ザッピザ〜 ♪

「ピ〜ザッピザ〜 ♪」て…

可愛らしいヒトだなぁ…

一瞬女性かと思ったけど、声と体格的に男性だと判断した
???
ありがとうございます〜!
あなた
いえいえ!

私と赤髪ツインテの男性は、互いの顔を見ながらそう言った

そう、言っちゃったのである__
2人
…は?

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