その日、ローバン家では、家族全員がソワソワとしていた。
.....ハルと、あなたを除いては...だが。
「ねぇ、.........これってここでいいかな?」
「待て。こっちの方が映えるぞ」
「.......ちょっと父さん、何その若者言葉」
「映えだバエ。
映えを狙うぞ!!!」
「はいはいお父さん。
無理しないの←」
そうお昼頃、家の飾り付けをしつつ兄のクラム、母のルーラは、
若者言葉を必死に使いこなそうとする父ルーカスを咎める
誠にかわいそうである←
ガチャッ_______
「.....ねぇ、何してんのさっきからさ」
「「「あ。(((((」」」
ガサガサとうるさい音に起きてきたのか、はたまたもう10時になると言うのに珍しくいっさい起こしに来ない家族に不信感を抱いてか、
ハルがリビングの扉を不機嫌気に開いた
〈因みにあなたは尚爆睡中〉
※随分呑気なものである
「ちょっ、起きてきちゃったわよ!!
クラム、お父さん、」
「あっ、あー、、」
「と、取り敢えず.....」
「い、いくよ、はっぴ_」
「は、はっ、ぴー!」
「ハッピーバースデー!」
3人はそれぞれバラバラにそう口にし始める
※焦りすぎである。
落ち着け←
「あー、どーも」
「えっ、ちょっと弟よ。
反応薄くない??」
「え、だってなんか昨日から3人で企んでたじゃん。」
「まさか、、昨日から...??」
「そりゃわかるだろ。
てか分かりやすすぎ。」
「....ハル、男は寡黙な奴がモテるぞ」
「エ、何それ←」
「?ってかあなたは??
いっつもハルって起きてても降りてくる時は必ずあなたと一緒なのに........
ハル、あなたも一緒に起こしてこなかったの??」
クラムは「珍しい」と言いつつ、不思議そうにそうハルに問う
「っ、あー、、
アイツって妙に子供じみてるとこあるだろ?
だから今準備中なのに起こすのは流石にあなたの夢壊すようで可哀想じゃんか」
さも当然の如く、ハルはそう口にした
※子供じみたと言うより子供(11歳)
因みに、あなたは中身も足せばおじである←
「あっらぁ〜...!!
紳士に育っちゃって!!
お母さん、嬉しいわ。」
「いや、男はいつでも強くあらねb_____」
「ハル!!!流石は僕の弟だ。
コノコノ〜!」
「ちょっ,髪がぐしゃぐしゃになるだろ!?」
そう、クラムがハルの頭をおりゃおりゃと嬉し気に撫で回すと、ハルはすっごく迷惑気にクラムを睨んだ
「いや、だから男は黙って_______」
「「お父さん/父さんがだまって。←」」
「エ((((((」
そんな、リビングが幸せ溢れる空間の最中、
さて、本日のもう1人の主役である、あなたは何をしているのか.......。
『ぐっへへ......ケェーキぃ.....』
夢の中でケーキを頬張っていた。
実に食いしん坊である。
※はよ起きなはれ











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。