第5話

太宰治を拾った話。2
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2022/12/27 11:27 更新
濡れた蓬髪の美男子と歩く。
2人の間は無言だったが、何故か心地良い気がした。

私 (寝雨)
、、ほら、着いた。
太宰
お、お邪魔します、、。
私 (寝雨)
はい、バスタオル。
太宰
、、へ?
私の軽く投げたバスタオルを華麗にキャッチしながらも、間抜けな声を上げた。
私 (寝雨)
へ?じゃない、さっさとシャワーでも浴びて来て!
私 (寝雨)
着替えは何とかして準備しとくから!
バスルームに彼を押し込む。
太宰
え、あ、うん、、。
私はさっさと彼の着替えを準備してバスルームの前に置いておく。
私 (寝雨)
(こういう時に、弟が遊びに来て置いてった着替えが役に立つとは、、。)
だいたい、悠とかがデザイナーの仕事を見たいと気分でいきなり来たりするから、本人の為に置いているのだ、、。まぁ、まだそれが使われた事はないが。
私 (寝雨)
、、ん?
そういえば、私、弟以外を家に入れた事なくない!?
、、というか、弟すら日帰りしちゃうから男の人を家に泊めるのは実質、初めてでは!?
太宰
、、、何、百面相してんの?
私 (寝雨)
ひぇっ!
耳元で突然の美声。
私 (寝雨)
う、、ぁ、、////////
私 (寝雨)
な、なんでもないし!
照れてなんか無いんだし!
ほんとびっくりしたぁ、、。
心臓がバクバク言ってる、、。
浴びてくるの早い、、って思って時計を見るも、意外とそうでもなく。
ただ私が少し長く考え事をしていただけ、らしい。
太宰
うーん。
私の顔を覗き込む太宰。
太宰
そんな赤面しながら言われても説得力無いなぁ、、ww
揶揄からかうように笑う太宰。
その少し大きな手が、いたずらをする様に私の頬に伸びてきた。

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