あなた『なんで……?』
長官『……お前の努力がみなぎったのでは』
努力って言っても,筋トレだけだよ?
??『お前は違う』
あなた『またっ!?』
長官もいるのに……!
??『お前は努力をしていない。』
あなた『は?』
??『お前は,_______で隠してるんだ』
何を,隠してる,の?
あたしはそのまま意識を手放した。
あなた『ん……』
長官『目が覚めたか』
あたし,あの変な声が聞こえて……それから,倒れたんだっけ。
長官『解放戦力が上がったあと,お前のバイタルに異常が見られた。心拍数が異常に上がったようだ』
あなた『……すみません。ちょっと,疲れていたみたいで』
長官『……心拍数が上がるとき,お前は何かに怯えていた』
私達には見えない何かがお前には見えたのか。そう聞かれるも,あたしは首を振るだけ。
あなた『姿は見えない,んですけど声が聞こえて。お前は,ってあたしを攻めるような口調で。聞き取れなかったんですけど』
あたしは何かを隠しているみたいで。
長官はだんまりとしている。こういうときになにか言ってよね。(
長官『見透かされている,ということか』
あなた『……あたし自身もわからないことを,ですか』
長官はだんまりとしている。……さっきも同じこと言ったよね(
長官『……しばらくゼロを離れさせよう。ゼロとともに行動を起こしているから変なことになっているのかもしれん』
あなた『どういう,ことですか』
ゼロは今第1部隊にいる。ということを聞かされた。なんでも,第3部隊が襲撃に会い,75%もの設備を失った,とのこと。
そのため,新人であるキコルちゃんたちは各東方師団内の部隊に派遣されることになったのだ。
あなた『では,今までとは状況が変わり始めている,ということですか』
長官『あぁ。まるで9号が,ウイルスのようだ』
9号。2年も仕事を放棄していたから外部の情報がまともに入ってきていなかったが,彼は8号やゼロと同じ,人の皮を被った怪獣。
一般人への被害はないが,キコルちゃん,急成長中の新人,市川レノ,そして市川くんとともに行動をしていた新人,古橋伊春の3人が9号によって怪我を負っている。
8号も,9号と戦ったとか。
古橋くんや市川くんが9号から自分たちを守ってくれた。8号は強かった。という供述があったらしい。
あなた『もし,怪獣の世界になったら,この世界はきっと,紀元前の恐竜の時代,もしくはそれ以上の世界になるかもしれない』
??『そろそろ疲れてきたでしょ?_____』
アンケート
どっち?
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83%
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17%
投票数: 58票
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!