第111話

看病
88
2024/07/20 09:00 更新
(一条Side)
フラフラな涼夏ちゃんを見た時、冷や汗をかいた。何とか冷静を装ったけどな。涼夏ちゃんを姫抱きにして、仮眠室へと向かう。雅に聞いて誰もいないらしいからな。いたら、騒ぐ“アホ”がいるかも…だから、ありさ先生の元へと向かうつもりだった。

仮眠室のベットに涼夏ちゃんを寝かし、体温計(花沢に頼んで持ってきてもらった。)で測れば、38.3℃と表示された。かなり高い。涼夏ちゃんの平均が35℃代だからな。高熱も高熱だろう。何で知ってるのかと言えば、雅から聞いただけ。佐古に冷えピタとポカリを買いにいかせたから、まぁ、大丈夫だろ。
看病…なぁ…。はっきり言って“したことがない”。いざとなれば、高砂の兄貴や、西園寺の兄貴、五十嵐のオヤジもいるので頼る事にする。頼り切りにする気は無いけどな。
佐古大和
兄貴、買ってきました。
普段の様にチャラい感じじゃないのはきっと、涼夏ちゃんが心配なんだろうな。
一条康明
佐古、悪かったな。
薬はありさ先生の診察で…の方が良いだろうから買いに行かせなかった。
花沢 伊織
兄貴、ありさ先生に連絡入れて“三十分後”に“来る”そうです。
一条康明
解った。
慣れない手付きで冷えピタを貼る。風邪なのか、精神的疲労からなのか…。何で気付かなかったのだろうか。涼夏ちゃんは溜め込みやすいって知っていたのに。
佐古大和
兄貴、“食事”どうするんっすか?
一条康明
あっ…
考えてなかった。そうだよなぁ、体調悪いのに普通の飯食えないよな…。
(見守りSide)
久我虎徹
兄貴…
雅
慣れない事しようとするから…
白鳥朱音
白鳥朱音
雅ちゃん、助け舟出す?
雅
出しても良いんだけど…
高砂明夫
ダメよ、二人共。後は“私に任せて”。ね?
高砂さんに“何か”考えがあるみたいだ。まぁ、彼なら“悪いようには”ならないかな。狼狽うろたえる一条さん、初めて見た。何時もそつなくこなすイメージあるからね。どうやらソレは私だけではなくて、雅ちゃん達もそうみたい。
海瀬将吾
(まぁ、俺等より、兄貴のが看病とか慣れてそうだしな。)
相良颯誠
(アイツにも、苦手な事あったんだなぁ…。)
将吾さん、相良さん、絶対余計な事考えてる顔してる。
雅
アンタ達、余計な事言わないでよ…
雅ちゃんも懸念したのね。まぁ、騒いだら、余計に悪化させそうだし、又、国生さんに“ヤキ”入れられるだけだろうけど…。
一条ニキと見守りSide別で話し作るつもりだったんだけど…一緒になってしまった。絶対“看病”とかした事無いですよね、彼等。天羽組のメンバーは何か有るイメージが…。保護した子供とかで。なので、駄作者のイメージ(異論は認める。)ではこんな感じになりました。高砂ニキと雅ちゃんや朱音ちゃんは不思議と慣れてそうだなぁ…って。

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