(一条Side)
フラフラな涼夏ちゃんを見た時、冷や汗をかいた。何とか冷静を装ったけどな。涼夏ちゃんを姫抱きにして、仮眠室へと向かう。雅に聞いて誰もいないらしいからな。いたら、騒ぐ“アホ”がいるかも…だから、ありさ先生の元へと向かうつもりだった。
仮眠室のベットに涼夏ちゃんを寝かし、体温計(花沢に頼んで持ってきてもらった。)で測れば、38.3℃と表示された。かなり高い。涼夏ちゃんの平均が35℃代だからな。高熱も高熱だろう。何で知ってるのかと言えば、雅から聞いただけ。佐古に冷えピタとポカリを買いにいかせたから、まぁ、大丈夫だろ。
看病…なぁ…。はっきり言って“したことがない”。いざとなれば、高砂の兄貴や、西園寺の兄貴、五十嵐のオヤジもいるので頼る事にする。頼り切りにする気は無いけどな。
普段の様にチャラい感じじゃないのはきっと、涼夏ちゃんが心配なんだろうな。
薬はありさ先生の診察で…の方が良いだろうから買いに行かせなかった。
慣れない手付きで冷えピタを貼る。風邪なのか、精神的疲労からなのか…。何で気付かなかったのだろうか。涼夏ちゃんは溜め込みやすいって知っていたのに。
考えてなかった。そうだよなぁ、体調悪いのに普通の飯食えないよな…。
(見守りSide)
高砂さんに“何か”考えがあるみたいだ。まぁ、彼なら“悪いようには”ならないかな。狼狽える一条さん、初めて見た。何時もそつなくこなすイメージあるからね。どうやらソレは私だけではなくて、雅ちゃん達もそうみたい。
将吾さん、相良さん、絶対余計な事考えてる顔してる。
雅ちゃんも懸念したのね。まぁ、騒いだら、余計に悪化させそうだし、又、国生さんに“ヤキ”入れられるだけだろうけど…。
一条ニキと見守りSide別で話し作るつもりだったんだけど…一緒になってしまった。絶対“看病”とかした事無いですよね、彼等。天羽組のメンバーは何か有るイメージが…。保護した子供とかで。なので、駄作者のイメージ(異論は認める。)ではこんな感じになりました。高砂ニキと雅ちゃんや朱音ちゃんは不思議と慣れてそうだなぁ…って。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。