第24話

22.
21,110
2021/10/08 07:37





今日は打ち合わせ


が、終わって


今は楽屋でダラダラしてるだけ


そして、ソファに座る俺の膝を枕にして


寝転がっている康二


完全に油断してたから


そのまま写真を撮った



向井「今、秋君俺の顔撮ったやろ!」

『あ、バレた?』

向井「もー、何勝手に撮ってるん?」

『許可必要だった?』

向井「俺の写真撮る時は全部許可が必要やで!!」

『めんどくさっ、』



そんなたわいもない会話をしていれば


いきなり楽屋の扉が開いて


マネージャーが入ってくる



マネ「はい!!これ全部ファンレター!」



かと思えば、そう言いながら


目の前の机に


ドン!と大きなダンボールを置く


Jrの頃は2.3通来ただけでも大喜びしてたのに


デビューした今となっては


こんなにたくさんものファンがいてくれて


ファンレターもこんなに届くようになった



『え?あの量やばくね?』

向井「せやな、俺もあんないっぱいは初めて見たわ、」



そう言って、康二とはしゃぎながら


ダンボールの所まで行き


目の前の光景にただただ嬉しくなる。



マネ「はいっ、これが夢野君のでこれが向井君のね、」



嬉しそうに近ずいてきた俺らに


各メンバーごとに輪ゴムで束ねてある


ファンレターの束を渡してくれる



ラウ「マネージャーさん!僕のは!!」

佐久間「俺も見る!!」



みんな自分宛のファンレターを貰い


10人できちんと椅子に座って読む



向井「関西の頃から応援してますだって、」

『そっか、良かったね康二』

向井「うん、」



嬉しそうに俺の方を見るから


そんな康二に俺も笑い返した


俺も読みたくなって、輪ゴムで束ねてある中から


一通だけ取り出して、テープを取った








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