日が落ちる頃、今日の練習が終わった。
俺は汗を拭きながらあなたの名字の元に向かった。
俺はあなたの名字の頭をポンと撫でた。
その時のあなたの名字の笑顔は、満面の笑みだった。
あなたの名字からそんな言葉が出てくるとは思わず、そしてその反則的な笑顔に俺は脳みそが沸騰しそうだった。
とにかく冷静を装わねぇと!!
お前にはもっとおもしろい世界を見せてやれる。
お前が飛びたくても飛べないなら、お前の分まで、お前の想いも一緒に俺は飛んでやる。
お前がバレーを見て喜んでくれるなら、なんだってやってやるよ。
俺は部室に戻り荷物をまとめてジャージを羽織った。
俺は部室をあとにし、あなたの名字のところに急いで戻った。
俺らはあなたの名字の自転車が停まってる駐輪場に向かって歩き始めた。
自分から送るって言っておいて、クソ緊張している…。
何を話そうか…今考えると俺、今まで勢いであなたの名字と喋ってたなと自覚した。
俺はあなたの名字の自転車に手を掛けた。
そう言ってあなたの名字は俺の後ろに乗り、俺のジャージを遠慮気味にキュッと握った。
正直帰りのことはほとんど覚えていない…
とりあえずちゃんとあなたの名字を家まで送って、そこから歩いて元来た道を戻っていつも通り帰った。
俺ってこんなに余裕ないタイプだったっけ…?
恥ずいわぁーーーー!!!!
何だか昨日は色々起こりすぎてパニックだった…。
黒尾くんに帰り送ってもらってしまったし…正直緊張しすぎて覚えてない…。
改めてしっかりと見たバレーボール。
楽しかった…私は選手じゃないけど、ワクワクが止まらなかった。
この一週間で自分なりに学んだことが手に取るようにわかった。
そして…
黒尾くんが高く飛んでいる姿が見れたことが、私を更にバレーボールの世界に連れていってくれた。
私は教室の机から1枚の紙を取り出し、教室を後にした。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。