第22話

最初で最後の。
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2025/08/16 15:23 更新



イザベラ
おはよう 。体調はどう?
(なまえ)
あなた
 ....... 。
イザベラ
あら、無視?
(なまえ)
あなた
 .... 普通
イザベラ
ふふ、良かった。はいこれ、松葉杖。
イザベラ
 .... じゃあ、朝ご飯の用意してくるわね。
(なまえ)
あなた
うん。

松葉杖かあ .. 歩きにくそうだなあ 、

走るなんて絶対無理 。


(なまえ)
あなた
逃げれないよね .... 

って、私、何言って ...

全部昨日のクローネのせい .. 。



逃げようなんて考えてない、

家族の為だから 、私なら大丈夫 。

私は間違ってないから。





と言っても .. 今日でハウスとはお別れか ..

最後なのにみんなと会えなくて寂しいし 、暇だなぁ。


そうだ 、最後に手紙でも書こうかな。

......遺書ってやつ?

まさか自分が書くことになるなんてなぁ....

丁度紙が3枚あったから 、エマとレイとノーマン宛で書こ 。




(なまえ)
あなた
遺書 .. か

これを3人が見てる頃には、私はもうこの世に居ない。


死ぬってどんな感じなんだろう 。

一瞬なのかな 、 長いのかな 。

痛いかな。

…怖いよ。
とりあえず手紙 .. 書こ 。








面と向かって気持ちを伝えるのって照れ臭いな 。


でも 、最後くらいちゃんと伝えておかないと 。



そんな想いを抱えながら 、震える手で綴る 。











エマへ


いつも元気で明るいエマに私は何度も勇気を貰いました。
脱獄しよう 、ってことになった時もエマが説得してくれなければ私は協力しなかったと思う 。

こんな形で最後を終えることになってごめんね 。
今までありがとう 。
エマのこと大好きだよ。私が居なくても泣かないんだよ!笑
脱獄は大丈夫だよ。信じて。




ノーマンへ


完璧で頭が良くて 、優しいノーマンには小さい頃から
沢山お世話になりました 。
脱獄の計画も 、無茶苦茶なエマに協力してる .. って聞いた時はびっくりしたけどね笑

これをノーマンが読んでるときには、もう私はこの世に居ないと思うと寂しいけど 、今までありがとう 。

ノーマンは、私の大切な大切な家族です。
きっとエマ沢山泣いちゃうと思うから、よろしくね。レイのことも。幸せになってね。





レイへ


いつも無口で頭が良くて意外と優しいレイには 長い間本当にお世話になりました。2人で木の下で本読んだりもしたよね。全部楽しかったよ。
レイがずっと隠し通して計画した脱獄、応援してるよ。
最後まで脱獄の手助けできなくてごめんね。でも、大丈夫だから。家族をよろしくね。

あ、でもひとつレイの計画思いっきり崩します。

今までありがとう。

(なまえ)
あなた
ふぅ 、

書いた書いた 。




もう今言っても遅いんだけど、最近気づいた。

やっぱり私レイのこと好きなんだな、って。


家族としてももちろん大好きだけど、違う意味で。


無口ところも 、

家族想いなところも 、

意外と面白いところも 。




全部全部、愛しくて。


たまに撫でてくれるときの大きな手も、

優しく見守ってくれるあの目も、

いちいち恥ずかしくて。


気づくの遅いなぁ、私。笑



でも、今さら気持ちを伝えても中途半端なだけ 。



最初で最後の恋 、伝えられずに死んじゃうのか。


...手紙の最後に伝えるくらいならいいかな 。


もうその時には死んでるから意味ないけど。


意味がなくてもいっか。

恋だもん。




ペンを動かして、最後に綴る 。











" 最初で最後の恋が 、貴方でよかったです 。 "




"ずっと大好きだったよ、レイ"


























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