第4話

◈◈
60
2021/08/26 15:39



     

    
      ♦︎◇♦︎◇♦︎◇♦︎◇♦︎◇♦︎◇♦︎








詩月
詩月
げ…





入園してから約5分。





湊に連れられて来たのは
とっっっても怖そうなお化け屋敷。






並び列の側に置いてある看板には、

" 心臓が弱い方、要注意! "と赤字で記されている。










湊
ん?詩月まさか…
お化け屋敷苦手なのか?
詩月
詩月
い、いいや!大好きだし!





バカ!


何でそんな嘘つくのさ自分!





実際は心霊番組とか見ることすら恐くて

無理なのに〜( ´•̥ω•̥` )

 












    
湊
そうか、じゃあ入ろう。


そういうと湊はお化け屋敷の入口へと
ズンズン突き進んで行く。






ま、まぁ?
お化け屋敷最後に行ったの小3の時で
かなり幼かったから?





今は高1でその時よりは大人になったし…



多少耐性はついてるでしょ!














         * * * * *
 








お化け役
ヴア"ァァァァァァァ…!
詩月
詩月
うわぁぁ!?
ムリムリ来ないで
こっちに来ないで〜!˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓︎˂̣̣̥ )‧º·˚




暗闇の中から沢山の呻き声が聞こえてくる。




もうやだぁぁぁ、早く出たいよぉ…( இωஇ )








そう思っていると、

湊に無理矢理身体を引き寄せられる。










湊
やっぱり苦手なんじゃねぇか、
言ってくれたら俺一人で行ったのに
詩月
詩月
、、それはヤダ




ギュッ


(湊の手を握る。)







詩月
詩月
だって折角のデートだもん
き、今日くらいは
湊とずっと一緒に居たい、、、




瞬間、湊が「はぁ…」とため息を吐く。






あれ?何かおかしな事言ったかな?








湊
…可愛いかよ
詩月
詩月
ん?何か言った?
湊
言ってない。
取り敢えず早く出よう、
ずっとここに居ると怖くてしんどいだろ?



そう言うと湊は俺が握った手を一旦離し、再び手を繋ぐ。





…次は恋人繋ぎを。













詩月
詩月
ドキッ…‼︎



恋人繋ぎ…




何気に初めてだよね。








漫画とかでしか見た事が無いけど__





__こんなにあたたかくて、
  幸せな気持ちになれるんだ。



















詩月
詩月
…ふふ、幸せだなぁ









              ⿻*.· To be continued…

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