相澤先生の助けが入った事で、やっと静かになった勝己くんと焦凍くんを乗せたバスは無事にUSJに到着した。
USJ(通称:ウソの災害や事故ルーム)に入るとまず、スペースヒーロー「13号」先生から設備についての説明を受ける。
割愛
13号「_______以上!ご清聴ありがとうございました。」
お茶子「ステキーーー!!」
『かぁいいよぉぉお!!!惚れるよぉぉおお!!』←
天哉「ブラボー!ブラボー!」
あはは天哉くん全力すぎwww(お前もな)
13号先生の説明が終わり、1-Aの皆が各自で訓練の準備をしている時、
ここから遠く離れた広場に小さな黒いモヤが出現するのを私は視界の隅に捉えた。
なにか嫌な予感がした私はこっそりと金の腕輪の通信機能をONにし、相澤先生に異変を伝える。
(ここでヒロアカこそこそうわさ話!)←
(身体測定時に夢主が受け取った金の腕輪にはトランシーバー的な機能もあるんだよ!)
(駄作者、最初はそんな設定入れてなかったけどお得意の計画倒れで急遽付け加えたのさ!)
_______先生は私の言葉を腕輪越しに聞き、すぐさま視線を広場にやるも
危険を察知したのか目を大きく見開き叫んだ。
相澤「_______っひとかたまりになって動くな!!!」
突然の事に理解が追いつかない出久くん達はキョトンとしたまま。
相澤「13号先生!!生徒を守れ!!!」
次の瞬間、私が発見した時にはまだ小さいままだったはずの黒いモヤが突如巨大化し、
中から大勢のヴィランが一気に現れ出てきた。
切島「何だアリャ!?また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン?」
『動かないで!あれはホンモノだから!!』
私の発言と、目の前に広がる光景にようやく理解したのか出久くん達はみるみるうちに顔をこわばらせる。
相澤「13号避難開始!学校に連絡試せ!
センサーの対策も頭にあるヴィランだ
電波系の"個性"か妨害している可能性もある」
峰田「ちょっと待ってくれよお前らぁあ!!.°(ಗдಗ。)°.
一体どういう事なんだよぉお!!!」
『やばいやつらが来た!!!私達!逃げる!!以上!』
私の簡潔すぎる説明に峰田くんは涙目でコクコク頷くと、さらに狼狽え始めた。
出久「先生は!?1人で戦うんですか!?」
『そうですよ!いくら個性を消すって言ってもあの数じゃ....!』
出久「イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ、正面戦闘は......」
待ってごめんけどそれは知らない
相澤「...一芸だけじゃヒーローは務まらん。13号!任せたぞ!」
そう言い捨てると相澤先生は1人、大勢のヴィランに向かって飛んでいってしまった。
『〜〜〜〜っかっこいい!!!!!』
天哉「今はそれどころじゃないだろう!早く避難を!!」
『ハッッッ!!!!!!!』
天哉くんの言葉で私は我にかえり、慌てて皆の後を追うも、
先ほどの黒いモヤが避難する1-Aの行手を阻む。
モヤ「させませんよ」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。