第15話

星が降った日
1,020
2019/12/30 13:57
you
you
え、これもダメ?
ミラン
ミラン
あのねぇあなた
美女センスってもの知ってる?と、
腕を組みながら名言ぽくミランに問われる。
私はさぁ?と頭を傾けた。
デートの日程が決まってからの休日。
ミランに誘われ、デパートの洋服店へ。
ミラン
ミラン
アンタは地味なのにしか目が無いわけ!?
you
you
無地いいじゃん
ミラン
ミラン
別に無地はいいのよ無地は!
でもそれを選ぶあなたが地味なのよぉぉ!
無地と地味を履き違えるな!
はい名言出ましたありがとうございます。

無地と地味を履き違えるなだそうです皆さん。

私は分かりません。
ミラン
ミラン
あーもうっ!私が選んでやる!
you
you
おー頼みまっせー
私は鏡の近くにある椅子に腰をかけ、

ウロチョロするミランを遠目で眺める。

本当に、こういう友達がいるっていいわー。
ミラン
ミラン
これとこれ着てきて
you
you
あい
ミランが持ってきた服を試着室で着替えて、

シャッ!とカーテンを開ける。
ミラン
ミラン
このスカート丈似合わないし!無し!
you
you
はっきり言うわね貴女
私はいそいそと服を脱ぎ、

外にいるミランに渡す。

脱いだままで待ってろと言われたので、

言われた通りに待っていた。
ミラン
ミラン
これも着て
渡されたのは、

白いレースで出来た膝丈下のスカート。

こんな女の子らしいの似合うのかしら。
私は少し疑問に思いながらも、

スカートを履いて、Tシャツをイン。

そしてカーテンを開けた。
ミラン
ミラン
うん、いいんじゃない?スカートは
you
you
スカートは…
いつもタイトスカートか、スキニーしか履かない。

だからか、ヒラヒラしたスカートが凄い違和感。
ミラン
ミラン
さぁ、次はトップス見に行くわよ!
you
you
あいあいさー…
そのお店でスカートを購入し、

トップスなどが多いお店へ入る。
ミラン
ミラン
スカートが白だから、はっきりした色ね
そう言いながらハンガーをかちゃかちゃ鳴らして

服を眺めるミラン。

そんな時、私は1つの洋服が目に止まった。
you
you
これ、かわいいな
ワインカラーの綺麗なシルエットをした七分丈。

手に取ると、後ろからミランが顔を出した。
ミラン
ミラン
それ良いわね、着てみて?
you
you
うん
私は、一目惚れした洋服を持って試着室へ。

こんなに服を着るのにドキドキするのは初めてだ。
洋服を着て、さっき買ったスカートを合わせる。

…あ、綺麗。
ミラン
ミラン
よし、それ決定ね!
you
you
うんっ
私は急いで脱いで購入する。

一目惚れってこういうことか?

プリ小説オーディオドラマ