第7話

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2025/11/25 07:48 更新

会合が終わり、スタッフたちが退出していく。
エイクは自然に動き、出入口の警備メンバー(ONE N' ONLY)へ合図を出した。

エイク
「ここから先は、あなた様の許可した者のみ通すように」

「様」と呼ぶのは、この“裏”の時だけ。

扉が閉まり、室内は静かになる。

Stray Kidsは誰も席を立たず、あなたの次の言葉を待っている。
あなたは会議テーブルに手をつき、そのまま静かに深呼吸した。

そして、仕事の顔から――
本物の組長の顔 に変わった。


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あなた
「さっき話した敵の動き……あれは“まだ表向きの情報”。
 本当はもう少し深刻よ」

バンチャンが表情を引き締めた。

フィリックス
「深刻って、どのレベル?」

あなたは指先で資料を弾き、あるページをStray Kids側に向ける。

そこには
敵組 — SEVENTEEN・Snow Man・NewKAWAII
と、それぞれの動きが細かく書かれている。

あなた
「今回狙われているのは、あなたたちと……ICEx、Lienelの動線。
 “子ども組”の方から情報を引き出そうとしてる」

ヒョンジン
「最悪じゃん……!」

リノ
「ICExとLienelは16歳だろ?狙われたら終わりだぞ」

あなた
「ええ。だから――先に私が先手を打つ」

あなたの声は低く静かだが、圧倒的な安心感を含んでいた。


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バンチャンは、小声であなたを呼ぶ。

バンチャン
「あなた……今回はお前、前に立つつもりだろ」

あなた
「ええ。表はエイクの指揮に見せる。でも動くのは私」

エイクは横で黙っているが、
あなたの言葉を一切否定しない。

Stray Kidsは誰も動揺していない。
これはいつものことだから。

だがバンチャンは続けた。

バンチャン
「無理はするなよ。
 俺たちも“あなたの護衛側”なんだから」

あなたが小さく目を細めた。

あなた
「……頼りにしてるわ。あなたたちだけは、全てを話せる」

Stray Kids全員の肩が少しだけ緊張を解き、自然な呼吸に戻る。
ここは、彼らにとって“仕事”ではなく“家族会議”なのだ。


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◆裏の決定事項

あなた
「まず、ICExとLienelの通学ルートを変更する。
 往復はM!LKとエイクが担当。
 あなたたちは別ルートで動いて、敵の誘導に乗ってくれる?」

フィリックス
「囮になるってこと?」

あなた
「ええ。でも危険はさせない。罠は全部私の方で潰すわ」

リノ
「……さすが、俺たちの本物の組長だな」

あなたは照れ隠しのように資料を閉じた。

あなた
「他にも話すことはあるけれど……まずは一度休憩しましょう」

Stray Kids
「了解、組長」

その呼び方は
ここにいる者だけの秘密。

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