第73話

♟️ _ 70
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2024/04/30 06:15



エルヴィンは壁外 . 私は壁内を眺めている













少し離れた所には
ガシガシと登ってきた巨人化したライナー …





いや鎧の巨人 。






あなた
  いらっしゃーい 笑   
エルヴィン・スミス
エルヴィン・スミス








気づいた素振りをしたくせには
ふい とまた目線を逸らした








また少しすれば落雷 .
エレンの巨人化か 、 なんてすぐに納得がいく





あなた
   … ほー 、 なるほど   





私は巨人化したエレンを追いかける
鎧の巨人の背中を見ながら





口からそう零した





あなた
  エレンを囮なんていいのー ?   
エルヴィン・スミス
エルヴィン・スミス
   あぁ 構わない   
あなた
  へ 〜    






今からするのは再確認


あなた
  エルヴィン   
エルヴィン・スミス
エルヴィン・スミス
   命令だ   
あなた
エルヴィン・スミス
エルヴィン・スミス
    自由行動の許可を出す
と , 同時に必ず生きて戻れ
あなた
    もちろん    
あなた
    首領の全ては団長なのだから   















行ってきますなんて言わない


帰ってくる保証など無いのだから
けど命令を下されたからには










戻らないなんて言う選択肢は
最初から無いんだ



あなた
  じゃ 、行ってきまーす   














私が壁上に残った理由は
私情もあった





                       今離れたらプツリと生命線が
切れてしまいそうな程に





彼への信頼は心配へと変わっていた





あなた
   ハンジ !   



立体機動でハンジの元へ近づく




ハンジ・ゾエ
ハンジ・ゾエ
   あなたのカタカナ !!   
あなた
   雷槍は 、 !    
ハンジ・ゾエ
ハンジ・ゾエ
  あなたのカタカナはダメだ      
あなた
  はぁ !? ふざけてんの !?   

予想外の返答に私は
「 正気なの ? 」とまで言い詰めてしまった



ハンジ・ゾエ
ハンジ・ゾエ
   違う   
ハンジ・ゾエ
ハンジ・ゾエ
    あなたのカタカナは独自でタイミングを掴んで欲しい   
あなた
  そん _   
ハンジ・ゾエ
ハンジ・ゾエ
  無茶を言ってしまっているのは分かってる   
ハンジ・ゾエ
ハンジ・ゾエ
  けど私はあなたのカタカナに委ねたいんだ!!  













そう言ってハンジ班 、 リヴァイ班の兵士は
ライナーのうなじに次々と雷槍を撃ち込んだ


あなた



その場面を眺めていた一瞬 。


らしくない事を思ってしまう









あなた
  いやいやいや 、可哀想とか … 笑  
あなた
  (   落ち着け巨人は敵だ   )    
兵士
   首領 !!   
兵士
  仕留めました !!!   
あなた
  … ぁあ 、良くやった    
あなた
  けど油断はするな !!
まだベルトルトが残ってる !
あなた
  退路の確保も忘れるな !!!    





退路の確保なんて言いながら
帰る事のできるほ確信なんて一切ない






騙すならまずは見方から
嘘をついても切り替えさせないと







あなた
   気を引き締めろ 
まだ終わってない



アイツらは直ぐに死んでしまう




兵士
  了解 !!!   











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