トロスト区を出発して
数時間
すっかり日がくれていて
巨人の行動条件を抑え ,
今日は新月の夜
私はそう言いながら
視線を前に戻し進みだした
躓いて怒られていた兵士も
再度歩き始めた
最近 編入した新米兵士はもちろん
エレンやアニ 、
ライナー達の代である104期兵士
加えてリヴァイらの主力兵
今できる最善の兵士 、
エルヴィンの指示により
各兵士が自分の持ち場へと立体機動で移動する
壁の上に着地をすれば
『 来てしまった 』
一番最初にそう思った
先日リヴァイに言ったけど
やっぱり怖いもんは怖いよなぁ
自分でも本当に
どの口が言ってんだって思う
とりあえずエレンの護衛か …
エルヴィンの元に行けば
アルミンを囲むように他の兵士が集まっていた
私がちょうど近寄るなり
エルヴィンは赤の煙弾を撃った
直接全て聞いた訳では無いが
他兵士によると
ライナー達は壁にいるのではないか
___それがアルミンの考えらしい
何から何まで見抜かれて
ヤな感じ
新兵にまでバレてるとか …
あの二人絶対ばらしたよなぁ 、
♡50 NEXT
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。