ー翌日ー
凛「宮野!」
ギュッ
(バックハグ)
『ちょっと、やめてよ!!』
(振り払う)
『なに』
凛「あいつから聞いたんじゃないの?俺が言ったこと」
『聞いたけど、、?』
凛「まあ、そういうことだから。お前を取り返す」
『はぁ?どういうこと?意味わかんないんだけど』
凛「あ~忘れちゃった?」
『は?』
凛「俺が引っ越す前、俺お前に告っただろ?」
『ごめん、覚えてない』
ぜんぜん覚えてない。
凛のことすら覚えてないんだから、覚えてるわけがない
凛「え。」
「俺はあのとき、お前に振られたんだよ。で、ずっと諦めてないんだよ!」
『そう、だったんだ。ごめん。』
凛「だから、絶対お前をあいつから取り返す」
(去る)
私ほんとになんにも覚えてない
傷つけた、よね。
でも、ごめん。私が好きなのは、優斗なの。
優斗「どこ行ってたんだよ」
『凛と話した。ごめん』
優斗「なんて言ってた?」
私はさっき言われたことを全部話した
優斗「そっか。」
「大丈夫、俺が守る」
『ありがとう』
ギュッ
凛が見てるとも知らずに
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一旦切ります!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。