第45話

余白ちゃん、ちょっと見て
43
2020/06/07 11:02
サク
どうも皆さん、サクです
如月
コーヒーをブラックしか飲めなくなってきた
如月だ
サク
えー…タイトル通り本人がいつ見るか、そもそもこのチャプターを開くかどうかさえ分からないから、余白ちゃんだけでなくとも、ちょっと僕の妄想に付き合ってほしいんだけど…
如月
近頃、物凄く有難い事にサクの絵を描いてくれる人が増えてきたんだよ。それでこいつが、その絵をずーっと見てたら…
おら、自分で言えや
サク
そ、その…

絵にインスピレーションを受けて短い小説もどきを書いてしまったんだ…
如月
めっちゃ衝動的だったんだとよ。俺はいつも通りなんか書いてんな〜としか思わなかったんだが、いつの間にか他の小説より優先して書き上げちまったとか?お前、ほんと馬鹿でしかねぇな。
サク
だって、雰囲気良いな〜すこだな〜とか思ってたら、いつの間にか完成してたんだよ…いやもうこればっかりは殴ってもいいから許して。本当に。その代わりと言っちゃあなんだけど、今マフィアパロの方で抹茶ちゃんシスターの話書いてるから!
如月
つー事で、出来れば絵を描いてくれた本人様に目を通してもらいてぇっていう、サクのエゴだ。見ても見なくてもいいぞ。…タイトルで呼び出してなんだけどな。
サク
はい。という訳で、どうぞ〜
⚠︎注意⚠︎サクの絵を元にして書いたので、サクが主体です。別に主人公を気取っている訳では全くございませんが、ご不快になる可能性がある方は読むのをお控え下さい。











【涼し気な音は夕空に】


暮れ行く日を眺めながら、少しばかり今日への名残惜しさを息として吐き出す。凡庸ぼんようでつまらなくて、でも何処か愛おしくて大切に想っているような一日は、何故こんなにも呆気なく終えてしまうのか。


長閑のどかな町で開かれた、夏祭りの喧騒から逃れるように歩いてきてしまったのは、大多数の人々が集まる場所に行き慣れていないからだろうか。そうして、その足が導いた先は自分だけの穴場としてよく訪れる河川敷だった。

もうじき沈みきる夕日は心とは反して燃えているようで、酷な程に美しく思える。平坦な日常を、風物詩で彩るような祭の夜が始まるのは、この時だけなのだと思うとやけに嬉しくて、焦がれるような太陽に胸中で少し早い別れを告げた。

唐突に人の流れから外れたからか、静寂を濃く感じては心を寂然とさせてしまう。だが、そんな時にここへ来たのはうってつけだったかもしれない。遠くから聞こえてくる蛙の鳴き声も、鈴虫の聞き心地の良い音も、弛緩しかんな冷えを孕んだ風も、鼓膜を泣きたくなる程優しく震わせてくれる。


動いた所為か、縛っていた紐から解れた髪が風の流れに沿って舞う。東方から何もかもを呑み込むように広がる空と同じ色をした髪は、ふわりと浮いては自然に弄ばれている。浅い湖と類似した色彩を持つ瞳には、どこか遠くが映し出されているようだ。

背丈以上に伸びた草がざわめきを鳴らすと、持っていた風鈴がチリンチリンと透き通るように綺麗な高音を響かせる。耳元で柔らかく聞かせてくれるそんな初夏ならではの音達が、心を落ち着かせてくれた。

太陽から溶けた茜色が漂う白雲さえ照り付けて、色付かせている。ふと見上げた宵の合図のように広がった藍が滲んだ空を、水彩画と見紛う。このまま、勘違いをしたまま見蕩れていたいと願うような感動が胸を打つ。薄雲でさえ色を乞うような美しき風景は、忘れてしまうくらいに刹那的な時間の内に全てが紺碧へと塗り変わる。

それに何でか切なくなって、目線を落とすと視界の端に誰かの影がポツリ。世迷言を零す空蝉の一介に、何か用事でもあるのだろうか。


「君も、夏の夜に焦がれに来たのかい?」


そう言って笑ったのは、感傷に浸り憂鬱を咬合して嚥下しただけの、孤独な人。ここに来て初めて震わせた声帯から出た声は、脆く水泡のような雰囲気を持ち合わせていた。それなのに全てを曖昧に濁すような、何も分からなくなるような声色で言葉を紡ぐ。


「…この場所は、秘密だよ」


微笑を崩さぬままにそんな言葉を置いては、再び風鈴の音を辺りに響かせる。それに気が付いた時にはもうその姿を、軒提灯が並ぶ夜の明かりへと溶かしていた。








……
サク
…といった感じなんだけども。
ちなみに、最後の方で話しかけている相手はあの絵を見ている側の人。つまり、これを読んでくれている皆や余白ちゃんに向けたようなものかな。
如月
調子に乗り過ぎ。ノリと勢いと雰囲気で誤魔化し過ぎ。脈絡がなってない。文章構成めちゃくちゃ。描写長い割に分かりにく過ぎ。
サク
もうそのぐらいにしてくれよ…泣きたい…
如月
んじゃあ、書くなクソッタレ
サク
どんだけイラついてんの!?
如月
まずてめぇが主役のストーリー書いてる時点で沸点限界突破。
サク
前提からだったかぁ…
如月
こんな感じだから、文句も苦情もアドバイスも何でも受け付ける。今回ばかりはガチでサクが悪い。
サク
はい…悪い事は自覚してるので、どうか許して下さい…

あと、もう1つ君が怒りそうなこと言っていい?
如月
あ?なんだよ
サク
これ、ピアルちゃんの絵を見てもう一個書いt((((((
如月
今回はここらでお暇するぜ。
じゃあなー
……如月君はやはり怖いですね。

先程言いかけた内容、恐らく予測がついたとおもうのですが…今回の小説で懲りろよと思った方は是非素直にコメントお願いします。

そして、もしもピアルさんの絵を見てインスピレーションを受けて書いた小説を見たい、という四大天使の如く優しく寛大な意見が一つでもありましたら、そちらも上げたいと思います。

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