第10話

私の明星
8
2025/05/06 02:58 更新
篠崎恋
篠崎恋
えっ?
内浜詩音
内浜詩音
好き。
内浜詩音
内浜詩音
嘘偽りなく
篠崎恋
篠崎恋
ごめん…その返事の前に私の話聞いてほしい
内浜詩音
内浜詩音
そうだね、ごめんごめん、2人になるの久しぶりだからつい、勢いで…ね
篠崎恋
篠崎恋
私ね、過去の恋愛にトラウマがあるの
内浜詩音
内浜詩音
知ってるよ、もちろん
篠崎恋
篠崎恋
え?
内浜詩音
内浜詩音
親友だもん、それくらい分かってるよ
内浜詩音
内浜詩音
な〜んてね、これも先輩とか友達から聞いた話だよ
内浜詩音
内浜詩音
なんか色々あったって
篠崎恋
篠崎恋
うん…
内浜詩音
内浜詩音
先輩と何かあったんでしょ?
例えば…恋が好きが怖いって伝えたとか、別れようって言ったとか?
篠崎恋
篠崎恋
見抜かれてる…?
内浜詩音
内浜詩音
お見通しですw
詩音はピースサインをこちらに見せてニコリと笑顔を見せた
篠崎恋
篠崎恋
そっか、それなら話早いね
内浜詩音
内浜詩音
でしょ
篠崎恋
篠崎恋
私、もう誰とも付き合う気無いから
内浜詩音
内浜詩音
っ…
一瞬表情に歪みが見えたような…
内浜詩音
内浜詩音
だよね〜…
内浜詩音
内浜詩音
知ってて言うのも意地悪だったね
ごめんごめん、元気づけようとしてさー
やりすぎたね、エイプリルフールでもないのに
篠崎恋
篠崎恋
そうだったんだ!
ありがとうね、詩音
篠崎恋
篠崎恋
なんだか元気出たよ
内浜詩音
内浜詩音
それじゃ、歌お
2時間いっぱい歌った
たくさん、たくさん
正直、まだ、あの好き。が脳から離れない
でも、親友としてなら詩音との関係続けたいな
内浜詩音
内浜詩音
あー、やっぱり無理だ
篠崎恋
篠崎恋
どうかしたの?
内浜詩音
内浜詩音
そう、どうかしたの
内浜詩音
内浜詩音
好きって気持ちを嘘って言ったことが
嫌だった
篠崎恋
篠崎恋
それって…
内浜詩音
内浜詩音
うん、本気だった
内浜詩音
内浜詩音
振られたってことだよね?私
篠崎恋
篠崎恋
内浜詩音
内浜詩音
そっかぁ、仕方ないね
内浜詩音
内浜詩音
あっ、ここは私の奢りだから!
内浜詩音
内浜詩音
帰ろー
篠崎恋
篠崎恋
う、うん
少し2人で気まずい空気の中道を歩き、別れ道まで来た
内浜詩音
内浜詩音
今日はありがとね
篠崎恋
篠崎恋
こっちの方こそだよ
篠崎恋
篠崎恋
バイバイ、またね
内浜詩音
内浜詩音
うん、またね
こうして2人は別々の道に向かった
うん…別の…道に…
そんな感じに落ち込んでいた…
自分の中でのトラウマに対する答えを早く出さなくちゃいけないことへの焦燥感
そして、漠然とした不安
これからどうなってしまうのだろうか…
花白美夢
花白美夢
恋!!
逃げようと、身体が動いてしまった
それなのに…
花白美夢
花白美夢
待って!
篠崎恋
篠崎恋
離してください
花白美夢
花白美夢
絶対に嫌だ
花白美夢
花白美夢
恋を手放したくない
篠崎恋
篠崎恋
私といると不幸になります
花白美夢
花白美夢
それでも…
僕が答えを言う前に遮られてしまった
篠崎恋
篠崎恋
もうやめてください!!
嫌なんです、大切が傷つくのは
その言葉を聞いて、手を離してしまった
離れていく背中を呼び止める
もう……
 
 
大切な物を
 
 
 
失いたくないから
恋…
 
あなたは僕の人生を、変えた。
紛れもなく。
つまらない人生に光をくれた
 








闇夜に昇った私の明星
 
 

あんなに輝いているよ
でも今は…








極夜に飲み込まれている








恋…恋…
花白美夢
花白美夢
手が離れたとき、少し…
ううん、だいぶ、ものすごく寂しかった
私と、先輩の物語は終章のようだよ






でもどうして?
こんなに…胸が痛いのは






きっと…私が想い描く、
私が今までに作ってきた物語達とは違う
「綺麗」なエンディングは迎えられないからだ



比較的私は他の人より
厭世的な思考に陥りやすい


そんなときに物語にして
叫ぶんだ。感情を





でも…でも…今は言葉で言い表せない











どんな表現も
どんなストーリーも
どんなエンディングを迎えたって


















この感情は表せない
先輩…
ごめんなさい
ごめんなさい
花白美夢
花白美夢
そう呼びかけられた時、心臓が跳ねた

プリ小説オーディオドラマ