第6話

特級墮鬼怨霊"堕怨彼岸呪"
232
2022/10/03 00:33
???
まじか…こいつも器かよ
???
この時代に二つの特級呪物の器が現れるなんて…
虎杖悠仁
桜ノ宮も器だったんだな
あなた
僕は悠仁が器だって分かっていたけどね
虎杖悠仁
え?!そうなの?
あなた
あぁ…ところで悠仁、悠仁が食べた特級呪物"両面宿儺"に変わってくれるかい?
虎杖悠仁
え…でも、こいつすぐ暴れるし…
あなた
そこは大丈夫だ、良いだろ?五条悟
五条 悟
まぁ、いいよ!
虎杖悠仁
ん~分かった!
その瞬間善人の色だったのが完全なる悪に染まった、でも不思議と心地好い色だった
両面宿儺
ケヒッ…お前堕怨の器か…
宿儺はまじまじと僕を見ていた、僕は膝を付き宿儺を見つけた
あなた
はい、堕怨の器桜ノ宮あなたの下の名前と申します、呪いの王"両面宿儺"様
悠仁は根っからの善人…対極に位置する宿儺様の事楽しく拝見させていただきます…
両面宿儺
堕怨も面白い者を器にしたな…ケヒッ
桜ノ宮家か…確か桜眼舞姫だったか、あの舞は気に入っていた
あなた
そうでしたか、なら今度生得領域に来てください、先祖程では無いですが桜の舞う舞台で舞いましょう
両面宿儺
お前も気に入った、また会おう堕怨の器
あなた
はい、宿儺様
その言葉と共に宿儺様は中に戻ってしまった



悠仁に戻ったことを確認すると立ち上がりふぅッと息を吐いた



後ろから複数の疑いの色が放たれていた
あなた
まぁ別に予想してたから良いですけど警戒を解いて貰えますか?
???
それは無理なお願いだな
???
嗚呼
あなた
そうですか…でも、特に解いて欲しいとかじゃないので良いんですけど…
五条 悟
あなたの下の名前は何がしたいの?
あなた
何がしたいか?そんなの決まってる、僕は堕怨と幸せになりたいだけ
その言葉に皆が動揺していた
???
特級呪霊と幸せに?
???
何言ってるの?
???
無理だろ人間と呪霊…相入れぬ存在だ
あなた
そう…貴方達も否定するのね僕らの"愛"を…



"拍"


そう唱えた瞬間額に角が生え瞳の色が血のように赤く染まった
堕怨彼岸呪
お前達は俺等の愛を否定した、俺達は愛し合っているそれを否定することは許さない、だが、この場には宿儺がいるだから殺しはしない
俺達は呪術師でも呪詛師でもない俺達はただ、愛し合いたいだけなんだ…
俺達は否定されず愛し合えるのならなんだってする呪詛師共が俺達の愛を否定しなければ呪詛師になってるかもな、じゃあな俺達を否定した呪術師共よ、また会おう宿儺よ
そう言い残し堕怨は消えた
五条 悟
これは厄介な奴を敵に回したな…
虎杖悠仁
桜ノ宮…
その瞬間堕怨は消えるようにその場から去った、あなたの下の名前は気付いていなかった…



僕らの話を聞いてたった一人悲しい色を出していたことに___

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