第5話

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2022/10/01 15:18
五条悟の案内で腐ったミカン共達の元へ連れてきてもらった、扉の前からでも分かる気持ち悪いほどの悪の色



呪霊よりも恐ろしい、寒気がする、扉が開けられた時僕を襲ったのは僕に向ける憎悪の色



こんなところから早く出たくて中に入ると刀を抜き腐ったミカン共の首に向けた
あなた
殺されたくなかったら特級墮鬼怨霊"堕怨彼岸呪"の血を寄越せ
上層部
そ、そんな脅しに乗るか!!
あなた
良いのか?この刀は特級呪具黒憎壊刀だぞ?
上層部
ひッ…!
腐ったミカン共はその言葉で怯え震えだし恐怖の色を出した、僕は刀を首に当たるスレスレまで持っていき脅した
あなた
もう一度言うぞ、堕怨彼岸呪の血を寄越せ
上層部
わ…分かった!だから刀をしまってくれッ!!
あなた
じゃあ、血を持ってこい
腐ったミカン共は遣いを呼ぶと堕怨彼岸呪の血を二つ持ってきた、僕は強引に血を奪うと刀をしまった
あなた
僕は次会ったらお前らを殺すかもなぁ…
なんて脅しを掛け少し早足で部屋を出る、一分一秒でも彼処に居たくなかった、もう行きたくないと思いながら五条悟を探す
あなた
見事に迷ってしまった…
溜め息を付きとりあえず外に出ようと向かっていると誰かぎ話し掛けてきた
???
なぁ、何してんだ?
声のした方に振り向くととても優しい善人の色を放っている奴がいた、しかも僕と同じように混じっていた
あなた
ん、あぁ五条悟を探しているんだ
???
そっか、五条先生ならグラウンドに居るんじゃねぇか?案内しようか?
あなた
ありがとう、そうして貰うよ
???
俺は虎杖悠仁って言うんだ、敬語じゃなくて良いぞ?
あなた
そうか、ありがとう僕は桜ノ宮あなたの下の名前悠仁はここでは珍しい優しい色がする
虎杖悠仁
色?桜ノ宮には色が見えんのか?
あなた
あぁ、感情が色に見えるんだ
虎杖悠仁
へぇ、凄いな、でも人の感情が見えるって大変そうだな
あなた
そんな事言ってくれたのは悠仁で二人目だ、だがこの目のお陰で色々な事が分かった
虎杖悠仁
もっとその話聞きたいけどグラウンド着いたぞ!
悠仁は最後に歯を見せて笑った、本当に珍しい善人だと思いながら目の前で生徒らしき人達と話している五条悟に近付いた
あなた
おい五条悟、お前僕を置いていくとは言い度胸だな
五条 悟
あ、ごめーん☆
そう良いながら反省してない五条悟を本気で殺してやろうかと思った
五条 悟
それより血は貰ってこれたの?
あなた
嗚呼、刀を首に当たるスレスレまで近付けて殺すぞと脅したらくれたさ
そう言って二つの瓶を五条悟に見せた
五条 悟
これが特級墮鬼怨霊"堕怨彼岸呪"の血か…
五条悟が血をまじまじと見ていると後ろから驚きの色が見えた
???
おいおい、そんなのなんに使うんだよ
???
さぁ、と言うかあの子誰なんですかね
???
そうね、でも可愛いわね!
そんな声を気にも止めず蓋を開けその血を口に流し込んだ、一つ目の瓶を飲み干すと二つ目の瓶を開け飲み干した
その場の全員
「「「「?!」」」」
その瞬間僕の額には角が生えた、でも一瞬で消えた
???
お、おい!何してんだお前!
僕が首を傾げると五条悟が近付いた
五条 悟
もっと混ざったね
あなた
当たり前ですよ、僕は悠仁と同じく特級墮鬼怨霊"堕怨彼岸呪"の器なんですから

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