第20話

自主練習
295
2020/11/13 13:15
2週間はあっという間で、もう夏休み。
そして2度目の合宿!
今回の合宿は森然高校でやるみたいで、バスで行く。
集合時間は今回の方が遅かった
猿杙「なぁ木葉、木葉のクラスの河野っているじゃん」


隣はかおりだけど、話すネタがなくて静か。


後ろの席の猿杙さん達が恋バナしてるのが聞こえてくる。


恋バナとかするんだ
木葉「うん、いる」
猿杙「タイプ。」
木葉「ふーん」
猿杙「少しは興味持てよ」
木葉「いや、別に興味ねぇし」
猿杙「なんだよー…じゃあお前のタイプは?」
木葉「えー。花田派」
猿杙「あぁ。河野と一緒にいる」
木葉「そう。おやすみ。俺眠いから寝る」
猿杙「つまんないかよ」
木葉さん塩で草なんだが








木兎「ヘイヘイヘイ!黒尾ヘイ!」
黒尾「あ、木兎か。」
赤葦「……」
黒尾「赤葦言うの諦めるなよ」
赤葦「なんかもう意味ないんじゃって思って」
あれ?ここって森然だよね?
音駒やっぱ早いな。
森然の人、準備大変だっただろうな……



初っ端から烏野との試合。


またあの速攻厄介だなって思ってたけど
珍しく影山がトスミス……
シンクロ攻撃はトスが高くて失敗……
他にも諸々
烏野は攻撃がゴタゴタしていた。
荒削りだけどやろうとしてることは分かって
でも、シンクロ攻撃とか、旭先輩のジャンプサーブとか今まではしてなかったから森然とか生川のプレイを見て真似してるのかなとか思った。
色んなことするんだな……!













木兎「黒尾〜」


黒尾「えー」


木兎「まだ何も言ってねぇんだけど」
あなた「赤葦君、どこ行くの?」
一通り終わって、これから夜ご飯を食べに行こうかなと思ったけど、京治達は食堂とは正反対の方向に向かおうとする。!
赤葦「自主練。木兎さんと黒尾さんもいるみたい」
あなた「自主練……!すごっ」
赤葦「赤根さんも来る?」
あなた「え?いいの?私行ったら邪魔じゃ、ない?」
赤葦「うん。全然邪魔じゃない」
あなた「じゃあ、、行く」
赤葦「木兎さん、赤根さんもいいですか?」
木兎「あ!赤根来んのか?!いいぞ!!」




バコンッッ
バコンッッ
木兎「よっしゃーもー1本!」
音……迫力すご…!!
夜久「ちょっと黒尾〜」
黒尾「やっくんどうした?」
夜久「こいつのレシーブ練やってくんねぇか?」


右手にはもう既にヘトヘトのリエーフくん
黒尾「了解〜しっかりしごいとくよ〜」
夜久「悪ぃ!ありがとな!」
リエーフ「夜久さんよりはマシ……
黒尾「リエーフ聞こえてっぞ!」
リエーフ「ギクッ……」
初めて口に出してギクッって言ってる人見た……
黒尾「でもどうすっかな〜リエーフのレシーブ練したらブロックできねぇしな」
リエーフ「あ!じゃあ俺がブロック飛びます!」
黒尾「お前以外でな」
リエーフ「そんなぁ……」
黒尾「……あーちょっとそこの烏野の、、眼鏡の!ちょっとブロック飛んでくんない?」


手招きをする黒尾さん
月島くんだ。確かにMBだしね、全国5本のスパイカーと練習できるのってそうそうないから来るかn__________
月島「あー僕もう上がるので、失礼します」
あぁそういう人だった……
黒尾&木兎「何っ?!」
木兎「ブロックなしでスパイク練習しても意味ないんだよ〜頼むよ〜」
月島「なんで僕なんですか?梟谷の人は」


あなた「自主練直前には誰もいなかったよ」
赤葦「木兎さんのスパイク練、際限ないから皆早々に逃げるんだよ」
黒尾「俺はコイツ鍛えるのに忙しいんだよね〜」


リエーフ「だから俺がブロック飛びますってば〜」
黒尾「うるせぇ!」
リエーフくんめげないな
黒尾「見えないかもしれないけどコイツ全国で5本の指に入るくらいのスパイカーだから練習になると思うよ」
赤葦「三本の指にはギリギリ入れないですかね…」
黒尾「どんまい」
あなた「どんまいです」
木兎「赤根まで?!落とすくらいならあげないでくださーい!」
黒尾「それに君、MBならもう少しブロックの練習した方がいいんじゃない?」
月島「……」
黙って体育館に入る月島くん。
黒尾さんに見事に煽られてる…
1人人数が増えて、ちょっとだけ体育館が賑やかになった(ほんとにちょっとだけだったけど)

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