第20話

できるよ
535
2026/01/31 07:35 更新







あなた
 ( よ、読んだかなぁ…     ) 








  お昼ご飯。友達と食べている最中、

  スタンリーとの日記のことを考える。
  あの文章、読んでくれただろうか。

  …正直、あれがスタンリーの優しさを

  踏み躙る行為だと言うことは重々理解している。



  でも、どうしても素直に言えなかった。
  
  もし言ってしまえば、…本当に私が、

  あの女お母さんのことを………




あなた
 __________……     
.
 ?、あなたどしたー 
あなた
 …へっ?ああ、うん、ちがう 
 大丈夫
あなた
 ありがと 
.
 大丈夫そ? 
あなた
 うん、大丈夫。てんきゅてんきゅ 
.
 軽〜(笑) 






  友達に軽く返事をしてみせる。

  暫く会話が弾んだあと、一人の友達が
  
  「 あ。 」と指をさした。私に。


あなた
 え、なに 
.
 や、うし
Stanley
 はよ女王サマ、散歩どう? 
あなた
 うわあッ!?!?//    






  後ろから突然声が聞こえて驚く。

  しかも、…スタンリーの声。





あなた
 す、たんりー…なんで、? 
Stanley
 見かけたから 
あなた
 ……() 







  見かけたからって理由で話しかけて

  くれたんだ…。…っていや、なんで喜んでんの

  私!?!?///



.
 行ってこいよあなた〜 
.
 ひゅー!! 
.
 俺のあなたがぁ…ッ(泣) 
あなた
 ぅ、うるさいからッ…///     
Stanley
 で、来てくれんの 
あなた
 ………ぃ、く 








  笑いながらそう聞いて来たスタンリーに、

  返事をしてから立ち上がって歩いて行く。

  やっぱり、…私が知らなかっただけで、

  よく笑う人なんだなあ。



あなた
 …本当はどうしたの? 
Stanley
 ん?あーいや、ちょっとな 
あなた
 …? 








  本当に散歩という定なのだろう。
 
  中庭の道を2人で歩いて行く。





Stanley
 日記見た 
あなた
 …! 
Stanley
 悲しかったな〜、俺があんだけ 
 小っ恥ずかしいことポエムみてー 
 に書いたってのに??なんでもねえ 
 って言われて???
あなた
 えっ、あ、っ……ご、ごめ
Stanley
 テストは俺の方が高いのになー 
あなた
 ……( 💢    







  その空元気とも受け取れる言い方に、

  申し訳なさを感じて謝ろうとすると

  煽りで遮られる。 
  
  い、イラッとする…!!!(



Stanley
 …ま、冗談だけど 
あなた
 ………。 
Stanley
 はは、んな怒んなよ。冗談だって 
あなた
 ……それが言いたかっただけ、? 








  悪かったよ、と笑うスタンリーに不思議

  だという疑問が募る。それを言いたいが為

  だけに私を散歩に誘ったのだろうか。




Stanley
 違うよ、アンタに会いたかった 
あなた
 …っえ、//     
Stanley
 は、間抜け面(笑) 
あなた
 ぅるさい…ッ///     








  ちがう、これは照れてるんじゃない。

  __________好きになったらダメ。



  その気持ち=負けだ。

  まずお母さんが許さないし、それに





  " 冗談でも好きとか言うなよ、怠い。 "




あなた
 ………     
Stanley
 日記、明日渡す 
あなた
 …うん 






.
 おーいあなたー!!ドッジやろーぜ!   
あなた
 えー!?無理なんですけどー! 
.
 けちー!!     
Stanley
 行ってきなよ。楽しそうだし 
あなた
 えっ?あ、じゃあ遠慮なく…    
あなた
 ねえ!やっぱやるー!! 
.
 スタンはー!?   
Stanley
 俺はいいって伝えとけ 
あなた
 うん。じゃあ、またね 
Stanley
 ……    














Stanley
 なあ、女王サマ 
あなた
 …?、ん? 








  スタンリーと離れて、少ししたところで

  スタンリーに呼ばれ引き止められた。

  どうしたんだろう。というか、その女王サマ

  呼びいい加減やめてほしい。恥ずかしいし。


  するとスタンリーは、少し難しい顔を

  したあと、微笑んで言った。











Stanley
 待つことぐらい、できるよ。 
 その"いつか"まで、ずっとな 











あなた
 へっ…!?な、なんで
.
 あなたこっちなー!! 
.
 えー敵じゃーん!! 
あなた
 ぅわ、っあ、うん、そう 
 なんだけど







  なんで、…私、消したはずなのに。



  __________最悪だ、ばれた。


  そう思っているはずなのに。



.
 え、どしたん?めっちゃ 
 顔赤いじゃん
.
 なんかあったの?嬉しそう 
あなた
 …なんもないでーす!笑 
.
 えーなんかあったじゃんそれは 






  "そう言ってくれて、嬉しい。"

  そんな思いが、心を支配した。





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