家での生活が大変になってひいばあちゃんは老人ホームで過ごすことになった
それからわたしたちは週一で通うことにした
正直なところ7割ぐらいは「めんどくせ〜」ってなってた
そりゃ1時間ぐらいそこにいるし、毎週日曜日に行ってたから、「明日学校だ...」っていつもなってたし
でも、大変なのはその最初だけで、あとはもうずっと喋ってた
覚えてるのだと、よくひいばあちゃんのおやつの半分ぐらい食べちゃってたことかな、プリンとか食器を使うのは無理だったけど...
あとよく姉の名前とママの名前に間違えられてたかな
ママ「なんでもーちゃんだけ名前間違うんだろうね」
姉「私は間違えられたことないもんね」
よくこの会話をしてたなあ
あとじゃんけんをよくやった
しかもチョキがちゃんと古い方で驚いたなあ
ピースじゃなくて拳銃みたいな方ってことね
なんかわかんないけど感動したなあ
ひいばあちゃんが居た部屋にまた人が居るんだろうなあ
.....会いたいなあ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。