第10話

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2025/09/06 11:00 更新

















_____その通りです…。私は…、
…スイではありません。

ちなみに貴女のお名前は?



彼女は自分の名前を「ツバキ」と名乗った。


ツバキ
私は…スイの親戚なのですが、スイが殺し屋に狙われていることが分かり、私が一番彼女と姿が似ているので…

あなた
影武者にさせられた、と

ツバキ
…はい


なるほどね〜〜……
…まあそれでも依頼は依頼なんで、ボクたちは貴女をスイさんとして護衛させてもらいますよ


「んねー、あなたの偽名ちゃん?」と
神尾がこちらを向いて聞いてくる。


あなた
え?ああ…はい

まあセンパイの言うことには逆らえないよね。
というか別にあまり興味は無い。

ツバキ
…分かりました。

んじゃ、早速会場に入りましょっか〜








パーティー会場は広く、端から端に行くだけで
軽く3分はかかるであろう距離があった。
会場が広いということは招待客も多いということ。

これは殺し屋を先にみつけてこっそり始末するのは難しそうだな。(そもそも始末しちゃ駄目)




ツバキ
……


ツバキさんを見ると、
落ち着かない様子で辺りをを見回していた。



あなた
…こういうところ初めてなんですか?


ツバキ
えっ?ぁ、いえ…。私も一応名家の端くれですから、こういう場には慣れているのですが…


ツバキ
…誰かの身代わりで…しかも、殺される可能性があるなんて…








ツバキ
……私には…あまりにも、荷が重すぎる


彼女は視線を下に向け、肩を震わせる。

あなた


ま、そりゃそうだ。

こんな20歳にもいかないような少女が殺し屋に命を狙われて、平然としていられる方がおかしいというもの。

血と暴力に塗れた裏社会に通じていたのなら話は別だが……私じゃあるまいし。


あなた
大丈夫ですよ、私も葵さんもいますから

ツバキ
…そ…そうですか…

あなた


…というか、本来このパーティーに来るはずだった
その「スイ」とかいう令嬢は何故命を狙われてるんだ?

たった16歳の少女が殺し屋に狙われるなんて、
一体何をしたらそんなことが起こる。



なーにしわしわな顔してんの〜?

あなた

私は嫌な声が聞こえて振り向く。
そこには矢張り、笑みを貼り付けた神尾葵がいた。


あなた
いえ別に。ところで其方はどうでしたか?


此奴には、会場の受付係の者に
「身体検査を厳重にして欲しい」と
公安組織の名前を借りて言ってきて貰った。


殺し屋から身を護るのが私たちの仕事だが、
どうせなら抑殺し屋を入れないようにしておきたい。


ん、バッチリ〜。俺の話術超上手かったみたーい♡

あなた
…そうですか

気持ち悪。














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