ステラが取り出したのは1枚の紙、それはパッと見なんかのメモに見えるが、ポストに入っていたということから手紙なのだろう。
そしてステラはパッと手紙を開いた。
そこに書かれていた内容は短文で_
ステラが指さしたのは手紙にあった一輪の花の絵。
一見バラのように見えるその花はよく見ると、二枚の花弁が重なったような見た目で、純白のように美しい白色と大きな花を咲かせることで有名な_
どうして僕がこれほどまでに花に詳しいのか、いくら絵が上手いとはいえ、一目で花の種類と花言葉が理解できるのかは分からない。
気づいたら花に詳しくなっていて、それが自分の親に関係するかということも分からない。
月下美人…そういえば、
ラズリーの本家にも…あったような気が…
ライカが思わず声を出すのも無理はない、なぜならそこにあったのは…
そう、レイラのグッズだ。
昨日本家に連れてくるまでの数分の間に隠し撮りをしていたようで、あらゆる角度から撮られたレイラの顔が部屋に入った瞬間に目に飛び込んできた。
また3日後あたりにレイラくんを呼び出すというのに、この部屋の有り様を見たレイラくんはどんな反応をするだろうか。
いや、考えるまでもない。
引かれるか気持ち悪がるかのどちらかだ。
ほぼ初対面と言っていいような相手にこれほどまでのことをされたら引くのも無理もない。
実の父親でさえも若干引いているのだ。
令嬢が一般人を様付け…重症だ、これは。
花婿を見つけた異能の者は浮かれると聞いたことがあるが…ここまでとは…
それより、ライカにはやることがある。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!