先日9月10日は私の2周年記念でした!!
それをお祝いして今回は久しぶりに
特別番外編として【奪われた私の希望】を更新します
ローズちゃんやマダラちゃんの特別ストーリーをどうぞ
※ローズちゃんと荼毘が不仲だった時系列です🙇
夕陽が傾いて闇が空を覆おうとしていた時間帯
私は明らかに不機嫌そうな顔をして道路を歩く
______________ほんと、思い出すだけでムカつくよな
これは遡ること数分前、、、
そう言いながら視線を送る
するとバッチリ目が合った
食べ物の恨みは怖いらしい…
彼女は今にも襲いかかる勢いでナイフを取り出す
アジトの食料が尽きた事件が発生した
…まぁ、、、ここまでは許そう
_______________問題はここからだ
そう話し合いになった末、、、
買い出しに行く人は
じゃんけんで決めることになったのだが、、、
まぁ…私が今1人で財布を握りしめているってことは、
「そういうこと」よね
みんなでじゃんけんをして1人負けした
……そして今に至る
いつも送迎は黒霧がしてくれているけど、
今日は都合が合わなかったらしく
私1人で行くことになった
…思い出すだけで本当に疲れる
これから全員分の食料を買って戻ると考えると
それだけでもう頭が痛くなる
________なんて夕陽に話しかけても返ってくる言葉は、
『なに独り言話してんだよ』
…という冷たい返事だけ。
…ってあれ、、、?
今本当に返事が返ってきた、?(((
約3秒ほどナチュラルにスルーして気づかなかったが、
我に返るとこの違和感に気づく
……そして、私はこの声の主を知っている
振り返りながらソイツを思いっきり睨みつけた
その言葉に殺意を押し込めながら私は笑顔を見せる
間髪入れずにそう答えるツギハギ男
私はコイツと合う気が全くしない
…どうしてこうも男はいい人が居ないのかしら
そう言い、荼毘のことなんて無視して
ズカズカと道路を歩く
そもそも私のカップラーメンとかお菓子を食べたの誰よ
普通さ、同じ組織の女の子が
この時間帯に1人で歩いてたら心配くらいするでしょ
……アイツマジで生意気なんだよね
_______________あぁ、、いい男の人居ないかな
なんて…足元ばかりを見ながら前に進んで居た時だった
【ドカン】
見通しの悪い十字路で私は人とぶつかった
そう言い、私は転んでしまう
そんな様子を見てすぐに燈矢君が駆けつけてくれた
信じられない光景に私たちは目を見開く
さっきあなたの下の名前とぶつかった犯人…
そう話す黒いパーカーの女の子
俺たちはコイツを知っている
…どう言うこと、、?
夢…なの?
この子はローズ…私の前世の姿
いや…正確には20年前に死んでいる子
そんな会話をする彼女の幼さが妙に懐かしい
そう言いながら私は立ち上がる
そう話す私の前にスッとカードを見せる
プロヒーロー免許
その中心にはリンドウとしっかり書かれてあった
____________その言葉に返すように声がまた一つ増える
『へぇ』
『でもこっちも〝ある“組織の幹部なんだ』
そう睨み合う2人に声をかけた
_______________ったく、
過去の自分に勝負を挑むなんてバカみたい
変に干渉する前に去った方がいい
そう思い、私は声をかけたが……
まぁ……ローズも私な訳で頭は切れる
いくつか私たちが零したミスを見逃す訳がないだろう
そう自然と笑みを作るローズ
真っ直ぐと向けられる視線は目を逸らすことを許さない
完全に私たちの出方を疑っている、というところか
おそらく自然に振る舞うための演技だろう
そう言って笑顔を作るローズ
目を細めるタイミング、口角の上がり具合
不自然じゃない角度
そして…声のトーン
そう言って私は…
もう1人の私の肩に手を添えて耳元で囁く
・
・
『_______________貴方、一年以内に死ぬわよ』
突然耳に届いたその言葉に思わず足がすくむ
初めて会った女
なんなら…殺意も感情も感じ取れないような
ミステリアスな人
そんな女が初めて出した感情に私は硬直した
…しかし、
そんな私に彼女は満足したように顔をケロッと変える
そう…この人は荼毘の方を見ながら言った
そう私が反論しようとしてもこの人はすぐに
話を変える
まるで…この世の出来事は
全てこの人の手のひらの上の出来事のように…
それだけ言うと、『じゃ、行け』
_というようにその人は私の背中を押して荼毘にぶつける
そういうとその女の人は私たちに指を指した
________そしてその瞬間、
私たちの身体はコントロールされたように
後ろに引っ張られ、あの2人から距離が離れる
どんどんと見えなくなる懐かしいあの頃の私たち
『さ、帰りましょ』
そう言って私たちはいつもの家路を歩いた
頭が理解を追いつかせていない
私たち2人は困惑しながら周りを見渡す
_______________なるほど
私があの変な二人組と出会ったのは
買い出しに行ったせい
↓
買い出しに行かないと行けなくなったのは
アジトの食料が尽きたから
↓
私が大切に貯蔵していた食べ物もなくなった
↓
そして今、犯人発覚
そう言って私は銃を向ける
そんなバカみたいな会話を私たちは今日も交わす
犬猿の仲ってこのことを言うんだとしみじみ思う
……素で話せる人、、、か。
あのマダラって人の言っていることの意味は
今の私にはちゃんと理解出来ない
でもきっと…
いつか分かる日が来ることは確信して言える
だから…私は今日もこの男と同じ距離感で接した
【2周年特別番外編(完)】















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。