僕は今日、家を追い出された
何もかも全ては会社のせいだ
毎日朝5時に会社に行って、休憩無しで土下座だのなんだの肩代わりして、帰る頃には10時半
そんな激務なのに、給料なんてたったの1000円だ。(!?)
雀の涙程度の給料じゃ、到底家賃など払えない
まず、食べるものすらないんだから
…はぁ、これからどうしよう
その時、急に強い風が吹き、顔面になにかの紙が飛んできた
顔面の紙を引っぺがし、ため息をつきながらコンビニのゴミ箱に突っ込む
突っ込んだ時、大きな紫の字が目に入った
なにかに惹き付けられたようにぐしゃぐしゃになった紙を開く
聞いた事のない名前だ
まず、場所が書かれていない
紙には
『混濁マンション ︎︎入居者募集中』
としか書かれていない。
…やっぱりいいや
どうせこの手のものはぼったくりか事故物件だ
僕はマンションのチラシを破ろうとした
…でも、チラシは破れなかった
それどころか、意識が遠のいてきた
そして、僕はそのまま意識を失った。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。