夏希side
冬休み1週間前
12月17日 雪が降った
今日は私の誕生日だ
朝起きたら お母さんから
おめでと! と言われ 学校に着いたら
みんなからも言われた
嬉しかったけど 悲しかった
多分 私の最後の誕生日だな
でも よかった 春 症状を確認した時は
秋には死ぬかもしれなかったけど
冬までもった
まぁ もう 足の甲まで 木になってるし
体も固くなったり 自由が利かない
でもみんなには隠し通す
隠し通して見せないといけない
『 おはよ! 誕生日!』
と 陽が 来た
[おはよー! 今日からお前と同い年だ!]
と 無理にでも明るく返した
こんな楽しい思い出作って
死にたくない
思った 初めてかもしれない
でも もう遅い
諦めようとしてもダメだったから
でも今日は 花乃と弘樹に 打ち明けようと思う
それで なにか案を出してもらうか
そうしよう
そう心に決めていた
きっと 大丈夫
心にいいきかせて
花乃side
今日は 夏希の誕生日だ
[おめでとー!]
『 ありがとー!』
明るく いつも通りの夏希だったが
どこか違う
6時間目が終わって
HRも終わり帰ろうとした時
『 花乃 話があるからちょっと 弘樹もいる』
[分かった]
どこか重々しい雰囲気で夏希に言われた
嫌な予感がする
弘樹side
『弘樹 話があるから HR終わったら 花乃と一緒にちょっと 』
[おう.......]
なんだろう? 話って
悪い話? いい話?
誕生日だから?
疑問ばかりだった
夏希side
HRが終わって 花乃と弘樹に 話をすることにした
[あのさ 実はさ 私 人形病なんだよね]
『え!? 』
『嘘だろ 』
[ホントだよ あと持って 3ヶ月かな?]
泣きたかった
でも少し楽になった
『 そっか..... 誰に恋してそうなったの?』
花乃の言葉にチクリとしたが話した
[陽だよ あいつのせいだよw]
『 まじか.......』
[ほんと 笑っちゃうよね?]
花乃と弘樹は泣いていた
『それで 夏希はどうしたいの? 』
どうしたいって そりゃ生きたいけど
諦めたくもない
だから
[思い出 いっぱい作りたいな]
といった
すると 花乃と弘樹は笑顔で
『そうだな 』
『 思い出 いっぱい作ろ!』
と言ってくれた
『まずは誕生日パーティーだな! 』
[おー!]
とこの日はパーティーをした
楽しかったなー
途中から陽も来て
雪合戦して ケーキ食べて
ワイワイ はしゃいだ
幸いなことに金曜日だったから 親もOKしてくれて
夜遅くまで楽しんだ
最高の誕生日だったな
あー また思い出 増えちゃった....












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。