出港の時____.
何だかんだ言って出発は2日後になってしまった
出港の時お見送りということでサボとコアラ、革命軍内での知り合いだったり部下だったりが来てくれた
今は私、サボ、コアラの3人で集まって出港前最後の雑談をしている
そういえばコアラには言ってなかった
本当の目的はエースを探すためだって
サボもサボなりに気を利かせてくれたのかその事は小声で言ってくれた
…いや言うだけでもアウトか
なるべくコアラには内緒にしたかったのに
コアラの発言に反射で否定
好き…とはきっと違う
けど会いたいって思うってことは好きなのか?
分からない…
サボは私と同じくらいに慌ててる
なんでだろ…
そんな雑談をしている中革命軍の方々は彼女達の様子を数メートル先から見ていた
そして、多くの人がこう思ったことだろう
「あなたさんって笑うんだ」
って
革命軍内であなたは笑わない冷たい女というのが共通認識の1つだった
これは彼女がサボとコアラの前以外で一度も笑わなかったのが原因だが…
しかし今彼女は人前で笑った
「冷たい女」って不遇な二つ名は彼女が戻ってくる頃には無くなっているのかもしれない
モブたちがこんな会話をしている中サボは片耳をこちらに向けていた
つまりモブ2の言葉をサボは聞き逃さず…
サボとしては
もっと会っていたいが他の奴らに見られるのは嫌だ
って思考に至っていた
そう言うと私は船内へと歩いていく
いや、長い間別れるのだ
自分でやるのはちょっと恥ずかしいけどコアラにならいいかな?
振り向いて小走りでコアラに向かって行く
そしてぎゅーっとハグをする
恥ずかしくて顔が赤くなっているのを隠しながら私はまた船内に向かった
今回の船は副参謀総長用のほんとに小さい船
恐らく4人くらいしか入らないんじゃないだろうか
よって船の操縦も私が務める
私は安全運転を心がけて革命軍本拠地を後にした
目指すはアラバスタ、長旅になるだろうが頑張ろう
⟡.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ⟡.·












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。