第37話

36 、刻印
3,379
2025/05/18 07:18 更新






… なにそれ 。


どういう意図なの 、からかってるの 、


冗談なの?


はなはだしい自惚れなのは承知で 、


それでも「 そばにいろ 」


と言われている気がした 。


いふは俺を 、


性的なことにいっぱい興味があって


挙句の果て誰でもいいとか言っちゃう 、


男好きの尻軽 、な男だって


思ったのかもしれないけど 。


いふが嫌じゃなくそばに置いてくれるなら


もうどう思われていても 、


とりあえずはいいやと思ってしまう 。


俺はおかしいんだと思う 。


いふの好きな気持ちが俺をおかしくさせている 。


猫宮 いふ
他の男のところには行くな
乾 ないこ
……
猫宮 いふ
ないこ 、返事しろ




いふは相変わらず俺の肩にもたれかかったままで 、


表情は見えなかった 。


現実味がなさすぎて 、


ほのかなムスクの香りに実は


麻薬でもしこまれているんじゃないかと 。


夢か幻覚か 。どちらかなんじゃないかと 。


だけど 、手探りで俺を探し当てたいふが 、


そのままぎゅう … っと握りしめてくるから 。


伝わる熱が 、これは現実だと教えてくれる 。


心臓が痛いくらいに早鐘を打っている 。


外では雷が絶えず響いているのに 、


どんなに大きな音がなろうと


俺の意識はいふにしか向かなくなってしまった 。


触れていた手を 、気づいたら握り返していて 。


__ 熱い … 。


特にいふに触れている部分が熱い 。


最初は俺だけだと思った 。


ひとりで体を熱くさせて 、


ばかみたいに意識して恥ずかしいと思った 。


だけど俺だけじゃない 。


火傷するんじゃないかと __ そう 、少し 、


異常なくらい … 。


乾 ないこ
っ 、ねえいふ
猫宮 いふ
… ん
乾 ないこ
もしかして熱 、ある … ?
猫宮 いふ
……




俺の肩に預けたまま 、体を起こさない 。


わざと無視してるわけじゃなく 、


ぐったり反応ができない 、みたいな … 。


どうしよう!


たぶん 、すごい高熱 … っ 。


乾 ないこ
いふ!
猫宮 いふ
… なんや




喋るな 、というように抱きしめられた 。


だけど力が入らなくなったのか 、


そのままこちらに倒れ込んでくるから 、


慌てて抱きしめるしかなく 。


乾 ないこ
いふどうしたの 、きついのっ?
猫宮 いふ
……




反応が鈍い 。


どうしよう!


俺ひとりじゃどうしていいかわからない 。


さあっと血液が引いていく 。


そういえばさっき 、


いふがいむにもらってた薬 、


なんか関係あるのかな?


そう思ったときだった 。


__ プルルルル 。


部屋のどこからから電子音が聞こえてきて 、


びくりとする 。


スマホからじゃない 。


カラオケで 、


残り時間を知らせるときとかにかかってくる


内戦みたいな … 。


部屋を見渡すと 、


後ろの壁に固定されている電話機が


ピカピカ光っていた 。


KINGの部屋にかかってくるってことは 、


幹部の誰かなのかな?


いふの腕からなんとか抜け出て 、


おそるおそる受話器を手に取った 。

























お久しぶりです … ‼️

ほんとに更新していなくてすみませんでした … 。

今テスト期間中で 、逃げて小説書いてます ‼️

勉強もしてます …







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