第5話

対面 再び
164
2024/10/26 16:06 更新
No side





ある日








大雨が降るり、雷が鳴るの中、彼は森の中を走っていた



北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
ハアッハッッッ、ハッッハァッッッ……!
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
(こんな日まで)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
(逃げると思うまい……!)



スタッズタッッタッズタッズタッ…(木の根の上を歩く)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
(今日の予定の兵法へいほうなどもっとも無意味だ)
(兵法へいほう:今の軍学と同じような物、戦術を学んだりする事)

北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
(私などが覚えたところで……)



ズタッスタッスタッ……(木の根の上を歩く)















ピカピカッッ!


音も鳴らず紫色の雷が彼の目の前で光る


そして数秒たって大きな音て鳴り響く


彼が光から背けた目をあげると
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
……もういいでしょう



あの男諏訪頼重がいた





北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
学問などしなくとも
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
貴方の希望にはそえますから……



彼は力なくそう言った


そして少し声が震えながら言った
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
私は、戦場いくさばで逃げまわってれば
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
いいのでしょうっ……!?
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
例え、貴方の軍が…
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
負けている最中さなかでもっ……!

        ゴロゴロゴロゴロッ…(雷)

静かな雷が辺りに鳴り響く
まるで彼の不安を音で表しているかのように







諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
……時行様、この頼重、負けることなど
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
神に地下ってありえませぬ
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
なぜならわたくし本物の"神様"でございますから


諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
……雨が邪魔で見せたいものが見えませぬ
そして彼が、鈴をもった右手を大きく振り上げ
          チャリンッッ!(鈴の音)
大きく降り下げた
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
今…晴らしまする
彼は真剣にそう言うと
          チャリンッ(鈴の音)
腕を一振した
すると、降っていた雨が空中で止まり水の玉となった


       リンテリンッッ!リンッリンッッ!(鈴の音)

沢山、鈴の音がなると浮かんでいる水の玉達は
時行の指の間もをすりぬけ鈴を降っている彼の頭上へ集う
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
……!
つられ、時行も笑顔になり空中を流れている水に沿って
水とともに走ってゆく



     リンッ、リンッ、リンリンリンリンリンリンリンッッ…!
鈴の音がだんだんと早くなっていく
水は木々の間をたどり、流れるように集まっていく
そして、彼の頭上へ集まった水達は大きく弾け
空は水溜まりに光が反射して美しい景色となるような
太陽が綺麗に浮かんでいた
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
……
時行はスッと彼に目線をうつす
彼は崖の端に立ち右手を強く握りしめ振り上げて
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
えい……えい……
と言った
すしたら崖の下から
大勢
お―!!
と大勢の声が聞こえた
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
えい!えいっ!!
大勢
おぉぉぉ―ーーッッッッ!!
先程よりも大きな声が響いた
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
……!
時行は崖の下を見ると驚愕した
そこには諏訪の民達が大量にいたのだ
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
す……すごいっ!

これに驚いたのは彼だけではない
???
……!
森の木に隠れていた彼も急な大きな声に驚いた






























北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
(この人を信じよう)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
(きっと予知通り、私を英雄に育ててくれる)














諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
……さて、言質はとったボソッ
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
皆の衆!もうかえって結構ですぞ!!
というと諏訪の民達は
民達
……ハァ~……
と大きくため息を吐いた
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
……
時行は民達の見事な豹変っぷりに目をぱちくりさせている

その後民達から聞こえてくるのは不満の声ばかり
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
ちょっと~っ!!
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
さっきまでと全然熱量が
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
違うじゃないですかっっ!!
と言いながら彼の胸ぐらをつかみ大きく揺らした
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
彼らだってそういつでも
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
熱狂的じゃありませんよ
といつもの悪い顔で言ったそして開き直って
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
さあま、帰って学問キメますぞ
とまた悪い笑顔で言った
時行はいつも通り逃げようとするが
あっさりと腰をつかまれ担がれてしまった
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
んぎゃ~ああぁぁぁぁぁ……!!
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
フッハハハハッ!



しかし一歩進むと……



        ガコッッ!(地面に穴が空く)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
……
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
……
見事に二人して落とし穴にはまってしまった

諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
……綺麗に落ちましたなっ!
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
やかましいわっ!!
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
アッハッハ……!

































森の中
彼……もとい、諏訪頼重は時行を担いで歩いていた
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
あの、頼重殿……
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
どうかいたしましたか?
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
もう担がなくていいのでは……?
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
もう逃げませんよ…諦めました……
力なくそう言った
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
いえ、いけませぬ
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
?何故ですか?
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
それはですね……
そしてこう言った
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
私たちが"敵"に狙われているからです
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
っ!
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
さぁ、でてきなさい隠れても無駄ですよ

        ガサッガサッ(草からでてくる)

でてきたのは……
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
っ!
"黒い布を被った少年"であった
……
……
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
……っ!私を見ていたのかっ!?
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
敵ではないと言ってくれたではないかっ!
時行とはじめてあった時、彼は"敵ではない"と
証言をしていた
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
前にもあったことがあるのですか
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
……
……
……
……
敵ではない
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
またそんなことをっ!
……
敵ではない
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
やめろっ!
……
敵では(
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
黙れっっっ!!
……
……
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
時行様、きっと彼は"敵"では
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
ないのかもしりませぬ
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
頼重殿まで!
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
彼は私たちのことをずっと
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
見ていたのですよ!?
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
"味方"なわけ……
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
いえ、"味方"でもございませぬ
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
北条 時行(ほうじょう ときゆき)
?どういうことだ……?
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
諏訪 頼重(すわ よりしげ)
貴方、"情報屋"という者ではないのですか?

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