第20話

another me
231
2024/05/23 11:05
菅原くんと潔子ちゃんと少し雑談をしたあと

二人は帰っていった

これからどうしようかなぁ…

取り敢えず記憶を戻すことが最優先だけど

音駒の人達とはどうしよう…

仲直りはしたのかなぁ?

早く記憶が
あなた
"戻ればいいのな"全部消えちゃえ
いっそ全て消しちゃえば気が楽になるのかな

ダメだ、こんなこと考えちゃ

ズキズキ

胸が苦しい

ツライ

嫌だ

"死にたい"
あなた
もう嫌だっ
頭も痛くなってくる

重い瞼

おやすみなさい

?  「"もう一人の僕"」

消えかける意識の中

最後に聞こえたのは私と似たような声


















あなた
はっ
目が覚めた

医者がすぐ隣に立っていた

医師 「目が覚めましたか?」

どうして"僕"は此処に居るの?

あ、成功したっぽいな

医師 「大丈夫ですか?」
あなた
あ、大丈夫です
医師 「今日は早速検査をしていきます」

医師 「そして今日のお昼ごろお母様が来られる
    そうですよ〜」

もう一人の僕のお母さん…初めて会うな

医師がこの病室を出ていった

ガラガラガラ〜

今度は何?

?  「あなたの下の名前、大丈夫?」

このプリン頭、もう一人の僕であるあなたの下の名前を
虐めていた…確か孤爪研磨

許せない

証拠もなくあなたの下の名前のことを虐めていたくせに
許されたからって、のうのうとやってくる

大丈夫だよあなたの下の名前、もう大丈夫

僕が絶対守ってみせるから

静かにしてて、目を覚まさないで

近づいてくる孤爪を僕は
あなた
っ、近づかないで!
拒否した

孤爪 「えっ」

孤爪はびっくりしている顔をする

孤爪 「ちょ、どうしたの?」
あなた
だ、誰ですか?
本来、あなたの下の名前は初めて倒れたとこまでは覚えている

だけど僕は、音駒部員の人達を覚えていないという
設定にする

これならなにも矛盾はない

孤爪 「嘘でしょ…」

孤爪は呆然としている

ガラガラガラ〜

?  「あなたの下の名前ー体調はどうだ?ってどーした研磨?」

このトサカ頭は黒尾鉄朗

黒尾 「あ、起きてた」

黒尾も近づいてくる
あなた
ち、近づかないでください…
恐れているという演技をする

孤爪 「ちょっと外出てくる」

黒尾 「え、ああ分かった」

孤爪が病室から去る

黒尾 「えぇっと…どうしたんだあなたの下の名前?」
あなた
貴方達はどちら様ですか?
黒尾 「え?」

この病室に黒尾の戸惑いの声が響いた









another me  もう一人の僕__。









ーーーーーーーーーー切り取り線
急展開過ぎるかな?

明日投稿出来なかったら皆さんに申し訳ないので

本日は二話投稿させていただきました!

明日も出せそうだったら出しますね!

何かコメントくれると嬉しいです

応援でも、何でも

番外編もそろそろやろうかなと思ってるので

番外編のリクエストもくれると嬉しいです

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