菅原くんと潔子ちゃんと少し雑談をしたあと
二人は帰っていった
これからどうしようかなぁ…
取り敢えず記憶を戻すことが最優先だけど
音駒の人達とはどうしよう…
仲直りはしたのかなぁ?
早く記憶が
いっそ全て消しちゃえば気が楽になるのかな
ダメだ、こんなこと考えちゃ
ズキズキ
胸が苦しい
ツライ
嫌だ
"死にたい"
頭も痛くなってくる
重い瞼
おやすみなさい
? 「"もう一人の僕"」
消えかける意識の中
最後に聞こえたのは私と似たような声
目が覚めた
医者がすぐ隣に立っていた
医師 「目が覚めましたか?」
どうして"僕"は此処に居るの?
あ、成功したっぽいな
医師 「大丈夫ですか?」
医師 「今日は早速検査をしていきます」
医師 「そして今日のお昼ごろお母様が来られる
そうですよ〜」
もう一人の僕のお母さん…初めて会うな
医師がこの病室を出ていった
ガラガラガラ〜
今度は何?
? 「あなたの下の名前、大丈夫?」
このプリン頭、もう一人の僕であるあなたの下の名前を
虐めていた…確か孤爪研磨
許せない
証拠もなくあなたの下の名前のことを虐めていたくせに
許されたからって、のうのうとやってくる
大丈夫だよあなたの下の名前、もう大丈夫
僕が絶対守ってみせるから
静かにしてて、目を覚まさないで
近づいてくる孤爪を僕は
拒否した
孤爪 「えっ」
孤爪はびっくりしている顔をする
孤爪 「ちょ、どうしたの?」
本来、あなたの下の名前は初めて倒れたとこまでは覚えている
だけど僕は、音駒部員の人達を覚えていないという
設定にする
これならなにも矛盾はない
孤爪 「嘘でしょ…」
孤爪は呆然としている
ガラガラガラ〜
? 「あなたの下の名前ー体調はどうだ?ってどーした研磨?」
このトサカ頭は黒尾鉄朗
黒尾 「あ、起きてた」
黒尾も近づいてくる
恐れているという演技をする
孤爪 「ちょっと外出てくる」
黒尾 「え、ああ分かった」
孤爪が病室から去る
黒尾 「えぇっと…どうしたんだあなたの下の名前?」
黒尾 「え?」
この病室に黒尾の戸惑いの声が響いた
another me もう一人の僕__。
ーーーーーーーーーー切り取り線
急展開過ぎるかな?
明日投稿出来なかったら皆さんに申し訳ないので
本日は二話投稿させていただきました!
明日も出せそうだったら出しますね!
何かコメントくれると嬉しいです
応援でも、何でも
番外編もそろそろやろうかなと思ってるので
番外編のリクエストもくれると嬉しいです
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。