もっきゅんの声が聞こえた後、私は椅子だと思われるものに腰掛けた。
2人は心配そうにもっきゅんに尋ねる。
もっきゅんの声を遮るようにりょうの声が聞こえてきた。
りょうはそのまま、テーブルの椅子に腰掛けた。
いつもよりも低いトーンでりょうに尋ねたのはマサイ。
彼の驚くほど低いボイスに私は身震いをした。
彼はそのままぐいっと私の肩に腕をかけた。
私はりょうに話を合わせ、返事をすると
もっきゅんが私たちに対して、もう一度疑問を問いかけた。
私はもっきゅんがきた時のことを思い出し、口をあっと押さえる。
もっきゅんの声にエイジとダーマが強く反応する。
もっきゅんの言葉に周囲の空気が一変したのを肌で感じた。
彼の声には嘘などついていないようだった。
私もりょうはそんなことをしないと信じていた。
私の言葉に強く言葉を発したのはエイジ。
私は皆さんの言葉に心打たれる。
私は改めて、皆さんを信じることに決めた。
2人の仲も治ったみたい。
私ももっきゅんと同じく、お腹がぺこぺこになっていたところだった。
もっきゅんはみんなのカレーを持ってこようと、台所へ向かったようだった。
私はホクホクとした気持ちでいた。私は皆さんを信じると決めたからかもしれない。
ニタっと彼には似合わない奇妙な笑みを浮かべていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!