ふうまくんは泣きながらあったことを話してくれた。
正直、怖さもあったけどそれよりもふうまくんが泣いてるところを見るのが辛くて、、
いつのまにか、抱きついていた。
🍊side
少し涙目で睨んでくるニコを呆然と見つめることしかできなかった。
“だれ、ですか、、”
確かにニコはそう言った。
記憶がとんでる、?あの怪我のせいで、?
少し近づこうとするだけで身構えられる。
あぁ、本当に、、、
いつのまにか目からは涙が溢れていて、それをみたニコが驚いたように固まっていた。
やっぱ、好きだな、、
整った顔立ちも、優しい性格も、怖がりなのに立ち向かう勇気も、全部が愛おしいの、、
あれ、、声に出てた、、?
ねぇ、前みたいにさ、、、
じゅじゅってよんで、抱きついてきてよ、、ニコ、
🐶side
目を覚ますと病院だった。
そっか、俺、はるあのお見舞いに来たんだった。
目が痛い、、いっぱい泣いたからか、?
ベッドに目を向けると、はるあはいなかった。
慌てて立ち上がって布団に触れる
僅かだけど温もりを感じた。
もしかしたらまだ近くにいるかもしれない。
はるあ、なんで、、
昔からそうだ。
1人で無理して俺のことを頼ってくれない。
両親が死んだときだって俺に隠してた。
そればっかで頼ってくれない。
そんなに俺って頼りない?
年下だから??それとも信頼がないの?
こんなに、こんなに好きなのに俺のことを見てくれないし
そう呟いては荷物を持って早足で病院を後にした。
30分くらい走って探してもはるあの姿はない。
ほんとに、、どこに、、
そんなときに、狼人間と出会った。
多分、年は近い気がする。汗だくで誰かを探してる様子だった。
“一緒に探そう”
半ば強引に手を引かれて森の中へと連れて行かれた。
これ、やばいやつ、?











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。