🐶side
狼人間は大きな耳をしゅん、と下げては申し訳なさそうに謝る。
どっちかというと犬だな、、そんなことを考えながら
と笑いかけると、しゅんとなっていた耳がぴん、と伸びて嬉しそうに尻尾を振っていた。
なんか、、可愛いな、、
信じられないな、狼人間とこんなに仲良くなるなんて、、
たきと話しているとじょーの声が聞こえた。
泣いているゆうまくんと、じょーは、血だらけの狼人間を支えていた。
さっきまで喜んでいたたきの顔が青ざめて、瞳からは大粒の涙が溢れ出す。
慌てて狼人間に駆け寄っては
と、狼人間を抱きしめていた。
その言葉を残して狼人間は気を失ってしまった。
泣きながら「おれもだからっ、目を覚ましてよ」なんて言うたきを見て察した。
2人は恋人なんだって、、
そんな俺の声は届いてなかった。
て俺も、はるあを、、探さないと、、、
🍊side
驚いたようにこちらを見つめながら僕の名前を呟くニコ。
ほんとに、わすれちゃったの、、?
次の瞬間、急に頭を抱えてうずくまり出した。
慌てて駆け寄ってはにこのことを抱きしめて頭を優しく撫でる。
にこは困惑した様子で固まってしまう。
…ほんと、かわいいな、、、
可愛いニコに我慢できなくて少し深めの口付けをしては
なんて伝えてしまう。
僕のことを忘れてるニコを困らせるだけ、なのに、
黙ったまま頷くニコを見て堪えてた涙が溢れ出してきた。
そう言ってにこはキスをして抱きしめてくれた。
本当に、、よかった、、
🎮side
はるあは俺に抱きついてきた。
びっくりして固まっている俺に
なんて言うはるあを抱きしめ返しそうになるのをグッと堪えて突き飛ばす。
できるだけ冷たい声でそんなことを言う。
ごめんね、はるあ。こんなクズな俺のことなんか、嫌いになってよ。
俺はわざとはるあの腕を傷つけた。
遠くではるあを呼ぶ声が聞こえたから。
任せたよ、、はるあのこと。
俺は、幸せにできないから
はるあは最後まで、俺のことを見ていた。
ごめんね、、はるあ。
🐶side
ガサガサとしげみの動く音がする方に向かう途中でふうまくんにあった。
何故か血だらけで、泣きながら走っているふうまくんに声をかけると
そうひとことだけ伝えて森の奥へと消えてしまった。
嫌な予感がしてふうまくんがきた方向に走っていくとその予感は的中していて腕から血を流したはるあがいた。
急いで駆け寄っては抱きしめる。
…一言目から出てくる言葉がふうまくん。だった。
ねぇ、俺のこと見てよ。はるあ。
長年黙っていた言葉を漏らしてしまう。
だって、この傷はきっとふうまくんにつけられたもの、それなのに、、まだ,好きでいるはるあが嫌だった。
俺だったら、傷つけたりしないのに。
そう言って、俺は、何の抵抗もしないはるあの唇にそっとキスをした。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。