私はヴェルグリンド様と天通閣に到着した。
私は薄紫、ヴェルグリンド様は赤色のオーラを纏い、そのオーラで巨大な結界を張った。
これで…。
私がそう言うと結界内は薄く藤色に光った。
これで空間をいじることは出来た。
私と紫苑はその幻獣をぶっ飛ばした。
はい!!!
戦いが始まった。
皆強いから幻獣は少しづつだが減ってる。
問題はイヴァラージェ…。
リムル様、早く…。
何なら時空をつなげるか?
だが、今はコレに集中しないと…。
しかし、ミリム様やヴェルザード様…。
どうすれば…。
え?
今は戦争中、しかも天魔対戦…。
少しでも頭を働かせて…。
そういう事か…。
私はそれと同時に並列存在を出した。
そして、時空をつなげた。
簡単に行ったら出口、上手く見つけてくださいよ、リムル様…。
予想通り、リムル様は生きてた。
リムル様は私の隣に着地してそう聞いてきた。
ここからが本番だ…。
リムル様が居れば、何も怖くない…。
不安も無くなった、これで、全力が出せる。
私は数秒間、世界の時を止めた。
その時に感じた。
激しい力のぶつかり合い、あの時の稽古とは比べ物にならない力…。
お願いします、気づいて…。
私がそう願ってると、2つの気配が近づいて来た。
来てくれた…良かった…。
あれ?
私いつの間にヴェルザード様の愛弟子になったの?
ヴェルザード様に稽古付けてもらったの1回だけのはず…。
あれ、私が忘れてるだけでまだあったっけ?
嫌ない、アレが初対面だし…。
今口出しはやめておこう、殺される。
ヤバイ、反応に遅れた…!
私がとっさに目を瞑ると幻獣のうめき声は消えた。
私は死者蘇生を繰り返した。
このままイヴァラージェが出てこなければ…。
そんな考えをしていた自分を殺したい。
現実はそう、甘くない。
イヴァラージェを結界に攻撃した。
結界はひび割れた。
バリンッ!バリンッ!バリンッ!
バリーン!!
結界は砕け散った。
私がフェルドウェイのもとに向かうと、ミリム様も一緒に居た。
ミリム様が殴りかかってきた。
私はとっさに時間加速と神速を使い避けた。
これ、2人同時に相手しないとだめか?
私はミリム様を私の空間に飛ばした。
そこから戦闘が始まった。
チッ…防がれた…。
面倒な結界だな…。
アレさえなければ…。
あの力を使えば動けなくなるから却下。
自力で壊すか…。
フェルドウェイが剣で攻撃してきた。
私はミリム様の攻撃同様に時間加速と神速で避けた。
ガキンッガキンッガキンッ!!
剣同士がぶつかり合う。
大鎌が無いのが少し不便だ…。
ダグリュールめ、恨んでやる…!
現状はフェルドウェイが押している。
向こうの攻撃を私は避けて、その隙に攻撃を繰り出す。
だが、結界で阻まれる。
一か八か…。
よし、隙ができた。
今なら…!
やっと片腕を切り飛ばせた…!
私は【王宮城塞】を一瞬だが壊せた。
皆様、できるだけ早くしてください。
後どれだけ持つかわかりません…。
私はそう心のなかで思っていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。