迷宮の管理室で各地の情報を見ていると、信じられない光景が目に入った。
それは、灼熱竜ヴェルグリンドとヴェルドラ様の戦い…。
最初は流石は竜種、とだけ思ってたが何かがおかしい。
私が違和感に気づいたときには遅く、ヴェルドラ様に何かが当たり、その瞬間リムル様の様子が激変した。
冷静に見ていたリムル様は、激怒の表情を見せた。
リムル様は私達の静止を無視して行ってしまわれた。
私達がすることは1つ。
私はそう言ってその場を離れた。
私はざっと10万ぐらいの兵が固まっている少し手前に転移した。
あら、これでも殺せたのは4、5万か…。
強化が必要だな。
その辺り一帯の時は止まり、帝国兵は凍りついた。
早速教えが役に立った。
私は10万の敵を倒した後、不意に後ろを見た。
理由は簡単、強者がいる気がした。
見るとそこには、黒髪の女が居た。
私は時間を止めてとどめを刺そうとしたが…。
こいつ…時間を操れるのか…。
それから私は大鎌でカナツ・ツキシロの心臓を突いた…はずだった。
私が唯一苦手とする相手、それは私と同じく時間を操る者。
しかも、コイツはなぜか攻撃も効かない…。
面倒くさい、【闘進化・時空神】を解除するか。
その後も私はカナツ・ツキシロに猛攻を仕掛けたが、すべて避けられた。
私も相手の攻撃は避けているのでなんの代わりもなく、ずっとこのまま。
ムカつく…!
悪魔…ウルティマちゃん達か。
この辺りは私のコイツだけ、本気で暴れてもいいが…。
またこの声、その時私の中でなにかが変わった。
究極贈与【時空神】を手に入れた。
もはや、カナツ・ツキシロなど敵ではない。
コレは私が決めた空間内のすべてのものを狂わせる。
勿論、勝敗や時間、重力に五感も狂う。
私はソイツの心臓を貫いた。
ステータス
名前 あなた
EP 492万3698(+レイピア100万+魔導書105万+大鎌58万)
称号 聖魔十二守護王・時空王
種族 最上位聖魔霊 鬼神=時空鬼
魔法 水霊魔法・空間魔法・元素魔法・核撃魔法・時空間跳躍
究極贈与【時空神】【時空間操作・時空間転移・神速・異世界転移・異空間創造・時空神化・時空凍結・時空加速・魔王覇気・並列演算・並列存在・思念伝達・能力共有・意思疎通・一心同体】
耐性 時空間攻撃無効・熱変動耐性・精神攻撃無効・状態異常無効・聖魔攻撃耐性・自然影響無効
私は【時空狂転】でヴェルグリンドの動きを鈍らせた。
そしてリムル様がヴェルグリンドを喰って、落ち着いた。
その時、私は別の気配を感じた。
これは、ユウキ・カグラザカ?
ユウキはそう言って姿を消した。
私は時空間転移でテンペストに戻った。
すると、見たことのない堕天使が2体ほど居た。
何だ…?
2体の堕天使はこちらを指さした。
ディーノ様がこちらを向く。
そして顔が青ざめていく。
チッ逃がした…。
何なんだ?
その後、個人面談が始まった。
褒美も渡されるらしい。
私は執務室に向った。
私は自身のスキルや耐性を書いた紙をリムル様に渡した。
それから暫く戦った。
後日ダグラに話を聞くと『めっちゃ怖かった』と答えた。
嬉しい…!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。