彼女のフリ。
まさに漫画などに出てくる夢みたいなシチュエーション。
それを元カノとやるって
気まずいと思いませんか。
でも俺は、めちゃんこ嬉しい。
次の朝、
早めに待ってようと思って家を出たら
すでにあなたが待機中。
でもほんとに起こしに来てくれたら嬉しいんやけど…、笑
俺はあなたに手をさし伸ばした
すごい悩んでる
でもこういう時って
俺がリードしてかなあかんよな
あなたの手をぎゅっと握って歩き出した
幸せだ
またあなたと手を繋いで笑い合って登校してる。
まだ完璧にあの頃に戻れたわけやないけど
ゆっくりでええから、戻れたらええな
あなたは突然そう告げて足を止めて手を離した
あなたは来た道を戻って行った
声を出しても止まらないまま。
きっとあなたやって、今日俺と学校行く勇気とかいるよな、
またあなたに辛い思いさせた
何回も同じことしてあなたを泣かしてるのは俺で。
俺は一体何がしたいんやろ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。