光輝side
あなたがやってきてから約1ヶ月。
最初は、目立つのが得意じゃないそこら辺にいる普通の女の子だと思ってた。
でもやっと気づいたんだ…、
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放課後はいつも帰りが早いあなた。
あなたは、ヒラヒラと俺に手を振り返し、そそくさに教室を出ていった。
帰り道
いつか入ってみたいなと思っていた、オシャレなカフェ。
その中に、従業員が着るエプロンをしたあなたがいた。
あなたは、向日葵のような笑顔でお客さんと接していた。
それを見た瞬間、ドキッと胸が高鳴る。
あなたの笑顔につられ俺も笑ってしまう。
しかし、あなたの邪魔するのは良くないなと思い、そのカフェを後にした。
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ある日の放課後
ダンスの練習をしていたら、飲み物がないことに気づき、パシリにされた俺。
自動販売機の横まで来ると、エコノミークラスの教室の電気がついているのが見えた。
ガタンッ
落ちてきた飲み物3本を取る。
教室が気になった俺は、引き寄せられるように近づいて行った。
ゆっくりと教室の扉を開ける。
中にいたのは、あなただった。
あなたは自分の席で何か作業をしていた。
彼女の元へゆっくり近づく。
カーテンが空いた窓から、綺麗な夕日がさしていた。
あなたが作ったはちまきは、よく出来ていた。
確かに、上手な人がする縫い方ではなかったが、一人一人の名前が入っていて気持ちがこもっているというのがわかる。
あなたの止める言葉を無視し、近くの椅子に座る。
苦笑しながらも、あなたは作業を続けていた。
教室に2人きり…
この前の倉庫での出来事を思い出す。
あの時、すぐにあなたを離さなかったのは事実だ。
離したくない。そう思ってしまった。
急に静かになる教室。
…とても気まずい。
張り詰めた空気を割り切るように、あなたが口を開く。
クスクスッと笑うあなた。
俺もつられて、笑顔になる。
ぼそっと言った一言。
さっきの一言で俺はやっと気づいた。
いつも笑顔で、誰かのために一生懸命になれるところ。
1人では何もできないのに、なんでも背負おうとするところ。
あなたのいいところ全部…
俺は今、1番大切にしたい。
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一方その頃
喉がからからで、光輝のことを待ちきれない2人でした。

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。