第4話

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2022/10/26 11:30


しばらくすると、ヒソカは私を解放してくれた
『ちょっと優しいのかも』と思った私はバカだった
私の服に盗聴器が付いていたらしい
キルア
キルア
ここ、盗聴器ついてんじゃん

と、合流したキルアが教えてくれた


 「あの野郎、次会ったら殺す」





































あなた
てか、なんか仲間増えてない?

ヒソカの所から戻ると、キルアの他に3人いた
ゴン
ゴン
俺はゴン!よろしくあなたの下の名前お姉ちゃん!
 男の子は元気な声でそう言った
 身長はキルアと同じくらいかな
あなた
あなたの下の名前でいいよ、多分そんなに歳変わんないだろうし
ゴン
ゴン
じゃあ、あなたの下の名前!
あなた
てか、なんで名前知ってるの?
ゴン
ゴン
キルアが教えてくれたんだ!
ゴン
ゴン
キルア、あなたの下の名前の事ばっかり話してたよ!
キルア
キルア
ちょ、ゴン!
あなた
へぇ〜なにそれ、キルアも可愛いとこあんじゃん

私がそう言うと、小さな声で「うるせ」と返した
キルアとしては精一杯の反抗なのだろうが、赤面した表情はその言葉と反対の気持ちであることを意味していた
あなた
で、そっちの二人は?
クラピカ
クラピカ
私はクラピカ。よろしくあなたの下の名前

この人は落ち着いている様子
大人だなと思いながらも、見た目から私と同じくらいであると分かる
あなた
よろしく
レオリオ
レオリオ
俺はレオリオだ、レオリオさんと読んでくれ!
ゴン
ゴン
レオリオでいいよ
レオリオ
レオリオ
おい、ゴン!
あなた
よろしくレオリオ
レオリオ
レオリオ
おい!

ちょっとからかってみると、反応は子供っぽい
見た目の割には、少し子供っぽいとこもあるのかな


皆とは、時間もかからずすぐ仲良くなった
試験の中で「仲間」という存在は大事だ
一人でいるよりも情報が多く入るし、協力も出来る
でも、"ただそれだけの関係"だ。
仲間にそれ以上は求めない
 仲間だからって頼ってはいけない
 仲間だからって信じてはいけない
 自分の事は自分で守る
母にはそう教わったから

























♡♡♡

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