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第4話

【合格発表】
1週間は流れるように過ぎていって、ついに合格発表の日。

いつもより早めの6時に起きて、身嗜みを整える。

着慣れた中学校の制服を着て、髪の毛を結って、ご飯食べて。

傍らでは、有給を取ったお父さんが忙しなく動いている。

「もう、お父さんったら。そんなに心配しなくても大丈夫だって。翼咲頑張ってたんだから。」

「お姉ちゃん、その言葉が1番プレッシャーになるんだよ...」

私がそう言うとお姉ちゃんは、「そうか、そうだったっけなあ」と頭を掻き出した。

わざとらしいよ、もう....。

お姉ちゃんが白々しい態度をとっていると、お化粧が終わったらしい。
いつもよりも3割増なお母さんが、

「ほら、時間になるから車乗って」

と上着を羽織りながら言った。

「はーい、」と適当に返事をして、お気に入りのスニーカーを履いて車に乗る。

外は曇っていて、少し肌寒かった。

学校に向かっている途中、友達からの通知が来ていた。

グループを見てみると、通知が30件。

中学で仲の良かった4人のグループで、みんな公立高校を受けた子達だ。

内容はやっぱり緊張するー、とか落ちてたらどうしよう.,.。とか。

私もそれに同意して、携帯の電源を落とす。

駅を超えて、スーパーの角を曲がって...。

高校に車は停めれないから、近くのコインパーキングに停めて歩く。

高校に近づいていくにつれ、上がる心拍数。

ザワザワと人の声。

合格発表は10:00から。
今はまだ9:50...。

大丈夫、頑張ってきた。

大丈夫、大丈夫。

時計の秒針が、時間を刻んだ音がした。