「運命の分岐点を、探すんだ」
「そこを変えれば、きっと、、、」
__はループを繰り返す。2人を救う迄。
分岐点①
キィニチの胸に鋭利なナニカが刺さった後、、、
「アハ、、ウ。俺の体を、、使え。」
だらん、とアハウに連れられるキィニチは、痛みに顔を歪めながら、
「キィニチ、?急に何言ってやがんだ!」
「俺は、、もう長く無い。自分の体だからわかる、きっと、、10分も持たない、」
本当はこんなにも話せないはずだ、そう、片方の肺が潰れているからだ、
火事場の馬鹿力的なものなのかもしれない。
「なら、お前に全て捧げる。お前は、、俺の孤独を埋めてくれた、、、」
「キィニチ、もう喋んじゃねぇ!」
キィニチの話を遮る。この聖龍は死んでほしくないのだ。
もう死ぬのが決まっているとしても、なるべく長く生きて欲しかった。
「お前が好きだ、アハウ。」
「っ、、」
「お前と出会えて良かった。死ぬ迄、側に、、、いてくれる、唯一の存在、そんな、、アハウに救われた、、、」
「お前になら、、体を好きに使われてもいい、、」
アハウは暫くだんまりだった。
「、、、キィニチ。」
返答がない。
「こんなとこで、お前に消えられるくらいなら、俺様も付いて行く。」
アハウは普通を振る舞っていた。ただ、傷を大量に付けられて限界は近かった。
2人は誰も居ない場所に降りた。アハウはそこで眠るキィニチを守るように倒れる。
「俺様も好きだ。キィニチ。」
アハウは近くにあった誰かの遺物を取り、自身に突き刺す。
「お前と死ねるなら俺様は後悔しない。」
この日、「廻焔」の古名を持った青年と、その主人である龍が死んだ。
end [2]
貴方を失うくらいなら。
「この結末は、救われたのか?」
「そこに誰かいるの?」
「君はどう思う?この結末が救われたと思う?」
アンケート
救われたのかな、、?
きっと救われた。
31%
まだ救われていない。
69%
投票数: 89票












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。