<mzr視点>
私達は無事、自分達の教室に来ることができた。
(学園の敷地が広すぎて色々迷子になりそうだったが、
見回りに来ていた警備員に連れてきてもらった)
ちなみに、自分達のクラスは確認済み。私と麗蘭さんは
一緒の1年3組だ。
私達に気づいたのか、近くにいた1人の同級生が話しかけてきた。
私達が教室の入り口で話していると、前の方の入り口
から人影が見えた。
別れの言葉を告げ、私達はそれぞれの席に着いた。
私達が席に着いたと同時に、先生と思われる人は教壇の前に立ち話し始めた。
先生の言葉を合図に生徒達はゾロゾロ動き出した。
先生の言葉に動いていた数名の生徒が肩をビクッと震わせる。
というか、
みぞれは内心ほっとした。だとしても、ギリギリなのは本当なので今後は気をつけるのだ。
廊下に並んだ後、体育館の中に来た私達。
今は入学式が始まり、先生が開式の言葉を言ったところだ。
先生がそういうと、校長先生と思われる女性がステージの上に上がった。
ステージの中央まできて、目の前の机に置いてあった
マイクを手に取る。
<教室>
進級式が終わると、私達は自分達の教室に戻った。
校長先生の話は体感で9分くらいの長さだったと思う。
凄く眠かったのだ。
少しだけ眠ろうと考えていると、先生の声が聞こえた。
私は慌てて頬をバチンッ!と叩き、覚醒する。
その時の音で隣で寝ていた子を起こしてしまったのは、申し訳ないのだ。
あ、遂にですかね。毎年恒例の…

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。